2～3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、59.9ポイント 。2月（60.7ポイント）とほぼ変わらず。インバウンド効果もあり、景気は持ち直している。好景気による客数増をキープしながら、原材料の高騰をどこまで販売価格に転嫁できるのかが鍵となりそうだ。

■街の声

「４月上旬は、新型コロナウイルスの新規感染者数も少なくなりつつあったが、後半に入り、また少しずつ増え始めてきているようで、心配している。歓迎会等は、１次会で解散し、２次会等などもなく、21 時頃までがピークで、深夜の客がいない。売上は 10％程度増えている。まだ景気が良くなるには程遠い気がする。」（北関東・タクシー運転手）

「社員食堂等の事業所給食では、コスト全般の上昇が先行している。これまで交渉を続けてきた、新年度からの取引条件見直しにより、どの程度収支がばん回できるかが重要と

なっている。コストアップが大きいことから、100％カバーするのは難しいと想定される。」（北関東・給食・レストラン）

「ゴールデンウィーク後の経過にもよるが、夏季のイベント等の実施も早々に決まっていて、人流が後退する要因は少ない。」（北関東・居酒屋）

「前年よりは持ち直しているものの、価格高騰による出費抑制は引き続きみられると予想されるため、現状とさほど変わらない。」（南関東・高級レストラン）

「ようやく世の中がアフターコロナになったという意識に変わってきたようである。無料でワクチン接種できる間は接種に行くが、そろそろコロナ禍も終わりだと思ってい

るように感じる。」（甲信越・スナック）

「原材料費の値上げに歯止めが掛からない状況が当分続く。利益確保を優先するか、顧客確保のため企業努力によって現状維持で販売していくかとても難しい状況である。当面

景気は変わらない。」（東海・一般レストラン）

「新型コロナウイルス感染症も落ち着いており、インバウンドも少しずつ増えてきている。ゴールデンウィークの曜日回りも比較的良いことから客足が増えることが期待できる。」（北陸・一般レストラン）

「インバウンドが回復しているため、景気は良くなっている。」（中国・高級レストラン）

「新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが５類に引き下げられるため、今後も来客数の増加傾向が続く。Ｇ７広島サミットの開催を控え、外国人観光客が増加傾向にあり、今後も増えるとみられる。（中国・一般レストラン）

「これからは客足が戻り、売上が回復するとみられる。」（四国・一般レストラン）

「４月に入って、例年と比べて平日の入客数が急激に落ちている。週末は例年並みで満席になっている。連休前は地元客の買い控えが影響している。」（沖縄・居酒屋）