「山小屋」は福岡県中央部の筑豊（ちくほう）ラーメンのチェーン。その筑豊のもう一つの名物である筑豊ホルモン鍋をハイライト。石灰石を採掘していた労働者が力をつけるために食べたのが始まりで、ホルモンを野菜と一緒にセメント袋で炊いて食べたところ、ジューシーで味わい深い仕上がりになり、その美味しさに炭鉱夫たちが魅了されたことから筑豊ホルモン鍋が広まったとされる。もつ鍋のルーツとも言われているという。しかし、もつ鍋と違い、土鍋ではなく鉄板を使い、出汁ではなく野菜から出た水分で「炒め煮」をして食べるのが特徴。

　2021年2月に福岡市博多区上川端に1号店を出し、東京・立川店は関東旗艦店と位置づけ、ラーメンに次ぐ2番目のブランドとして多店舗化を図る。山小屋ラーメンはグループで38店舗。