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2017年7月27日(木)15:10 IR情報

トリドールが「晩杯屋」を買収。国内500店舗を目指す。

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取材・執筆 : 酒井慎平 2017年7月27日

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 「丸亀製麺」を主要ブランドとする株式会社トリドールホールディングス(兵庫県神戸市、代表:粟田 貴也)は、7月27日(木)、大衆酒場「晩杯屋」のチェーン店化で外食アワード2016を受賞した株式会社アクティブソース(東京都品川区 代表:金子源)の株式を取得しグループ化することを発表した。今後はトリドールグループとして資金力や購買力、店舗開発力が加わり、一層出店速度を加速する予定である。

 株式会社アクティブソースの主力業態である「晩杯屋」は、2009 年に武蔵小山店で1号店をオープンして以来、東京都内を中心に首都圏で 31 店舗を展開しており、増加する単身世帯やシニア世帯が独りでも気軽に楽しめる時代のニーズに適合した店作りが特徴。その多くは立ち呑み形態の店舗で、美味しさとボリュームにこだわった数多くの 100~200 円のフードや、500 円以下のドリンクを提供している。また「晩杯屋」は小規模であっても出店できることから出店立地の選択肢は広く、従来の当社運営業態では出店できなかった場所へも出店可能なことが多いため、トリドールがこれまで開拓してきた出店候補地の情報を有効活用することができる。

 昨年、首都圏のマーケットニーズに適応し成長してきた「晩杯屋」の業態力と、トリドールのノウハウが加わることで全国的に店舗数の拡大を加速することが可能となり、早期に国内500店舗を目指すという。

 また、世界に通用する外食企業となることを目指しているトリドールグループにとって、「晩杯屋」アクティブソースの買収は、国内だけでなく、今後の海外展開を踏まえた出店計画の一環だと考えられる。

 大衆酒場がニッチな存在から本来の意味の"マス"マーケットに広がっていくことで、居酒屋トレンドの形が今大きく変わろうとしている。

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