「おむらいす亭」等の株式会社ジー・ネットワークス、「焼肉屋さかい」等の株式会社さかい、「平禄寿司」等の株式会社ジー・テイストの3社の親会社である株式会社ジー・コミュニケーション（以下、ジーコミ）の第三者割当増資を本年2月設立の株式会社クックイノベンチャー（以下、クック）が引き受け、クックは議決権割合にして 68.2％に相当するジーコミ株式を所有することとなった。クックはジーコミとさかいの代表取締役社長である杉本英雄氏が代表取締役を務め、「業務スーパー」の株式会社神戸物産が18.9％（出資額5 百万円）を出資する。さらに、神戸物産はジー・ネットワークスに9 億円、さかいに9 億円、ジー・テイストに12 憶円、計30億円の社債を引き受けた。ジーコミの3社各社に対する株式所有割合が過半数に達していないため、ジーコミは神戸物産をスポンサーに公開買付けを行う。その後、クックはジーコミを100％子会社とし、3社を支配する見込み。神戸物産はジーコミグループの外食事業に食材提供を行うことで、目標の「第6 次産業『真』の製販一体」を実現させる。ジーコミの元親会社で、昨年9月に破産した株式会社フーディーズはジーコミの議決権割合16.22％に下がった。