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フードリンクレポート

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2021年6月04日(金)09:01

米国食肉輸出連合会「テイクアウト容器提供」第一弾に申込殺到。急遽、第二弾も決定

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取材・執筆 : 小山裕史 2021年6月3日執筆

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無料提供の「テイクアウトボックス(容器)」

 飲食店が生き残るため、必須の販路がテイクアウト・デリバリーである。緊急事態宣言の延長、酒類提供禁止となり、更なる強化を図る飲食店が増えている。しかし、テイクアウト・デリバリーにおいて、店の懸念材料のひとつが容器である。そんな中、米国輸出連合会(USMEF以下略)が、昨年5月に続き、今年も容器の無料提供キャンペーンを開催した。テイクアウト容器「50000個、配布」。


 テイクアウトメニューが、店内メニューと大きく違うのが容器代の負担である。容器代をできるだけ抑え、チープな容器にしてしまうとせっかくの料理も品が落ちてしまう。容器代は1個あたり30円~100円が相場であり、テイクアウトメニューの8%前後が妥当であるとも言われている。容器には料理の用途に合わせた様々な選択肢があるが、なかでもアメリカナイズのハンバーガーやサンドイッチ系は、お洒落な容器も含めてメニューの価値を左右する。今回、USMEFが無料提供する「テイクアウトボックス(容器)」が、予想を上回る反響により、急遽、第二弾も申込みを開始した。大きさ、耐久性、使い勝手の良さなど、店の声を聞いた。

 2020年12月、東京・下北沢に新規オープンしたのが「STABLER Shimokitazawa Meatsand (ステイブラー シモキタザワ ミートサンド)」。American Work Clothingを展開するアパレルブランド「STABLER」がプロデュースするアメリカンカフェで、店内は飲食だけではなく、同社のアパレルブランド服やアメリカから買い付けたヴィンテージアイテムや古着なども販売している。同店の名物、いやシモキタ新名物となっているのが、サガリ肉(ハンギングテンダー)を豪快に挟んだ、「下北沢ミートサンド」である。

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「下北沢ミートサンド/ダブル(1800円)」

 既に、シモキタの新名物となっている「下北沢ミートサンド」は、肉の量が150gのシングル、300gのダブルがあり、多くのお客がダブルを注文すると言う。

 アパレルブランド「STABLER」代表であり、同店のオーナーを務める鈴木悠基氏は「下北沢ミートサンド」の魅力、USMEFの支援策についてこのように語った。

 「ここはフードとファッションを兼ね揃えた店で、テーマは"古き良きアメリカ"です。自身のブランドもアメリカンカルチャーを取り入れており、その他、アメリカから買い付けた古着なども販売しています。店内もアメリカの雑貨を並べ、アメリカンな装飾にも拘っています。アメリカがテーマであるので、提供するフードもアメリカンなパンチがある料理、尚且つテイクアウトなど、店の外でも食べられる料理として、ミートサンドを選びました」

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店内はアメリカン雑貨が並ぶ

 「アメリカがテーマであるので、当然、肉もアメリカンビーフを採用しました。アメリカンビーフの部位を食べ比べて、赤身の旨さ、柔らかさがミートサンドの相性に一番合うのがサガリ肉でした」

 「席数が10席のため、オープン当初からテイクアウト・デリバリーを売上の軸として収支を組みました。しかし、ここでの課題が容器でした。料理もファッションも店全体がアメリカの世界観を演出しているので、容器の見せ方も重要になります。以前は、ミートサンドを包装して、クラフト帳、無地の手提げ紙袋に店のショップカードを留めて、提供していましたが、インパクトに欠けていました。開けたときの楽しみがあるのが箱型の容器であり、市販の箱型容器を探してはいましたが、理想としている高さ、奥行きの容器がなかなか見つかりませんでした。また、容器の品質に拘ってしまうと容器の単価が上がってしまいます」

 「USMEFさんが提供する容器は、高さ、奥行き、耐久性も良く、尚且つクラフト帳なので、店、料理のイメージにもぴったりです。容器の表面も日本語表記ではなく、全て英字でプリントされているので、食べる前から美味しさの期待が高まります」

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右:ミート&ベジ・サンド(1400円) 左:「下北沢ミートサンド/ダブル(1800円)」

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メニュー。現在、酒類の提供はなし

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 「STABLER Shimokitazawa Meatsand 」代表 鈴木悠基氏

 7坪の店内には、洋服などを販売しているため席数はわずか10席。イートインではなく、多くのお客がミートサンドをテイクアウトしており、下北沢を散策しながら、また路地に腰掛けて食べている。
 同店のテイクアウト・デリバリー売上は月商400万円を確保している。ミートサンドの販売個数に直すと、月間で約2500個となり、仮に容器を自己負担した場合は容器代だけで約12万円となる(市販の類似仕様の容器を1個あたり50円として換算)。

 ハンバーガーやサンドイッチは店の個性を出すため、サイズ感は様々である。特に、ハンバーガーはパテの枚数などが増えると高さを増し、市販されているハンバーガーの容器の多くは高さが8cmであるが、USMEFが提供する容器の高さは10cmあり、非常に使いやすいのが特徴である。無料提供だけではなく、使い勝手の良さが、多くの店から支持され申込みが殺到した。好評につきUSMEFは、6月中旬に第二弾のスタートを予定している。

 USMEFは、今後もハンバーガー、サンドイッチに限らず、アメリカンビーフを使用している飲食店のサポートを強化していくと言う。

 まさに、アメリカンビーフを使用している店にはうれしいニュースである。

<予約お申し込みはこちら>  

<取材店舗>
「STABLER Shimokitazawa Meatsand (ステイブラー シモキタザワ ミートサンド)」
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-12-15
TEL: 03-3414-8775
席数:10席
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【PR】米国食肉輸出連合会(USMEF) 
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