フードリンクレポート
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取材・執筆 : 小山裕史 2021年3月31日執筆
左:持木氏(㈱INGS) 中央:シュウマイ潤氏(日本シュウマイ協会)右:小山(フードリンクニュース)
業界初?シュウマイに特化したセミナー「シュウマイ潤に学ぶ!焼売酒場の勝ちパターンとは?」が、3月26日(金)、「焼売のジョー」立川店にて開催。シュウマイ研究家であり、日本シュウマイ協会発起人のシュウマイ潤氏(本名:種藤 潤)を講師に招き、活性化している昨今の焼売市場についての実例や、焼売の魅力を存分に語ってもらった。
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当日は、コロナ感染拡大防止に細心の注意を払い、参加者は20人を上限として小規模での開催となった。
3部構成で行われたセミナーの第1部では、シュウマイ潤氏から焼売市場の実例、メニューでの差別化、儲ける秘訣、焼売酒場の必要要素など、これまで400店、800種類の焼売を食べ歩いた経験をもとに、焼売酒場の勝ちパターンを熱く語った。講演のなかで、シュウマイ潤氏は「これまでのシュウマイ研究をまとめると、現在は第7世代である」と言う。また、「2020年はシュウマイをどう味わうか。2021年はシュウマイの中身をどう打ち出し、どうシュウマリアージュさせ、どうシュウマイの楽しさを演出できるか」と、外食業界におけるシュウマイトレンドを予測した。
シュウマイ潤氏
岡山県から駆け付けた参加者もいた
第2部では、フードリンクニュースの小山が焼売酒場の火付け役となった、福岡・天神の「焼売酒場いしい」のビジネスモデルを紹介。「焼売酒場いしい徹底解明」と題した資料には、具体的な数値のほか、メニュー戦略、店内レイアウトの工夫点などTTP(徹底的にパクル)の要素が数多く記載されていた。いしいは、焼売酒場を開発する際のベンチマーク店として、全国の業界人が視察する店舗であり、セミナー参加者のなかにも、いしいを見に行った経営者も数人いた。
フードリンクニュース小山
第3部では、いち早く焼売酒場のチェーン化に成功した「焼売のジョー」の運営母体である、株式会社INGS 統括マネージャーの持木氏より、業態コンセプト、売れるロジック、テイクアウト戦略からFCモデルを紹介した。「焼売のジョー」は、昨年6月に川崎に1号店をオープン、会場となった立川店は3月8日にオープン、現在5店舗を展開している。
株式会社INGS 持木惣氏
セミナー終了後は、日本シュウマイ協会が毎月26日に開催している「シュウマイ食べる日」が、同会場で行われた。シュウマイ潤氏は26を「つつむ」と語呂合わせしており、毎月26日を「包む日」として開催している。また、何か新しい取組みをスタートさせる日も26日と決めている。当日はシュウマイ潤氏からクラウドファンディングスタートの発表があり、「クラウドファンディングを活用し、協会の組織化とともに、シュウマイ活動=シュウ活を本格化させたいと思います」「1日まるまるシュウマイづくしにする『シュウマイフェス』を、シュウマイの聖地、神奈川・横浜での開催を目指します」と、力強い宣言があった。
<シュウマイファンディング プロジェクト概要>
懇親会(シュウマイ食べる日)では、セミナー参加者以外に、一般のシュウマイフリークも参加して、シュウマイ話で盛り上がり、店内は"シュウマイ"と言う言葉が1000回以上も飛び交った。
最後は、シュウマイ潤氏の音頭で参加者全員がシュウマイポーズで締めくくった。
おしゅーまい。
<開催概要>
【焼売セミナー】シュウマイ潤に学ぶ!焼売酒場の勝ちパターンとは?
2021年3月26日(金)15:00〜16:30
会場:「焼売のジョー」立川店
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