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2021年2月05日(金)08:30

【家飲み】「家飲み×せんべろ=赤星」サッポロラガービール 通称『赤星』

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取材・執筆 : 小山裕史 2021年2月4日執筆

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 大衆酒場の主役と言えば、サッポロラガービール、通称「赤星」である。赤星は、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所から1877年に発売、今年で生誕144年を迎えた歴史あるビールブランドである。老舗大衆酒場には必ずと言っていいほど、赤星が置かれており、いつの日から大衆酒場のビールとなった。昨今の酒場ブームで、時代に合わせた大衆酒場が続々と誕生、どの店も取扱うビールは無条件で赤星である。

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 大衆酒場など業務用市場を中心に、大瓶・中瓶のみで販売していた赤星であるが、2020年の7月22日、赤星の缶を数量限定で発売、7月に続き10月にも再発売された。家庭でも赤星、酒場ファンに朗報である。赤星は業務用中心を中心とした販売ではあるが、決して家庭で飲めなかった訳ではない。スーパーで購入できるが、販売しているスーパーは限られており、また、家庭では缶ビールが主流のため、瓶のみで販売している赤星は、業務用市場、大衆酒場の顔となっていた。

 赤星が売れている要因は、大衆酒場でのブランディングを確立したことと言える。酒場ファン=赤星ファンである。また、多くのお店で取扱っていなく、希少性が高いのも人気のひとつだ。もともとの愛飲者である男性中高年に加え、昨今の酒場ブームで若年層の男性や女性も赤星ファンになってきている。

 缶の赤星の発売は、コロナ禍で家飲み需要が高まっている真っ只中。外出自粛、緊急事態宣言下で酒場に通えない赤星ファンは、家庭で酒場体験ができる"宅のみ酒場"である。
以前、サッポロビールのセールスから、「赤星は飲食店から要望があれば案内しますが、メーカー側から"買ってください"、"流行っています"などの提案はしない。何故なら、赤星は赤星ファンが広めてくれますから」と聞いたことがある。

 大衆酒場以外のお店に行き「あっ!ここ赤星置いてあるんだ!」と、思うことがよくある。赤星取扱店に遭遇すると、何故かうれしい気持ちになる。メジャーブランドの位置づけではあるが、決して目立つ存在ではない。

 缶の赤星は数量限定販売のため、購入できるお店や時期は限られている。「あっ、ここのスーパー、赤星売っている」と、思う酒場ファンが増えているのではないか。

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