フードリンクレポート
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取材・執筆 : 長浜淳之介 2018年10月18日執筆
もうそろそろ終わるのではないかと毎年ささやかれる肉、特に牛肉のブームであるが、衰えるどころか勢いを増している。ブームを牽引する業態の1つは焼肉だ。日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査によると、2017年の焼肉ファミレスの売上高は前年より7.8%増えた。同協会がリサーチする業態カテゴリーで最大の伸び率であった。今年になってからの毎月のデータでも、全ての月で売上高が前年より増えている。焼肉のファミリーへの浸透、さらには1人焼肉の一般化といった大衆化がより一層進んでいる。このような焼肉ブームを先導する革新的な外食企業の取り組みを紹介したい。(5回シリーズ)
土日、祝日に提供されるモーニングメニューの天壇北山店「天壇朝御膳」(1800円)。肉はお店のほうでちょうど良い焼き加減に焼いて提供される。
高齢化が進行する中、外食各社はカフェを中心に朝食マーケットの開拓に熱心だが、焼肉業界でも、朝から焼肉でリッチな気分を楽しんでもらおうという提案が行われている。「モーニング焼肉」を提唱したのは、京都に本店を持つ「焼肉の名門 天壇」だ。天壇チェーンは4月27日に、京都市北区の市営地下鉄烏丸線北山駅近くに、北山店を新規オープン。その目玉企画と始めたのが、土曜、日曜、祝祭日限定となる6種類のモーニングメニューである。天壇チェーンとしても、朝食に取り組むのは初の試み。休日は8時から営業している。
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