フードリンクレポート
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取材・執筆 : 長浜淳之介 2018年3月19日執筆
昨今、ニュースを賑わしている「ビットコイン」などの仮想通貨。スマートホンを使って、電子マネーのように簡便に支払できるという。ところが投機性が強いことから、通貨の価値が激しく乱高下。あっという間に数十倍に保有価値が上がったかと思えば、3分の1以下に落ちたりもする。日本円との換算レートが不安定で、決済のツールとしては、通貨の役割をしっかり果たしているのかすら疑問である。そこで、仮想通貨を実際に導入している飲食店を取材し、なぜ導入したのか、どんな顧客がどのくらいの比率で使っているのか。実態をリサーチしてみた。(5回シリーズ)
プリモプリマは日本発の仮想通貨「モナコイン」をメイドカフェで初めて導入した。
匿名の巨大掲示板サイトとして著名な「2ちゃんねる」から生まれた、日本発の仮想通貨が「モナコイン」だ。秋葉原のPCショップ、コスプレ衣装の通販などで決済できる店が出てきており、日本のオタク文化を中心に実用化が進みつつある。
その「モナコイン」を昨年11月に、メイドカフェで初めて決済に導入したのが、秋葉原にある「プリモプリマ」である。
「プリモプリマ」のオープンは昨年4月と新進気鋭の店だ。経営するカエルラ・パートナーズの花輪匠社長は、「モナコインというものがあることは以前から知っていたが、直接触れる機会がなかった。
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