フードリンクレポート
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取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年12月28日執筆
2017年も間もなく暮れようとしている。外食全般には総合居酒屋を除いて堅調で、わりと穏やかな一年だったのではないだろうか。しかしその中で、M&Aが活発化し中堅規模の企業が大手に吸収される、インスタ映えするSNS時代のお店や商品がヒットする、健康志向の業態・メニューが伸びるといった、消費者のニーズの変化が起こっている。また、食品スーパーが外食と融合した店づくりをするグローサラントの試みが注目され、完全キャッシュレスの実験店が提案されるといった新しい試みも行われた。商業施設では銀座の人の流れを変えたと言われる「銀座シックス」開業、地下化した調布駅の再開発「トリエ京王調布」などが斬新なレストランのリーシングでインパクトを与えた。(4回シリーズ)
インスタグラムなどSNS投稿を前提に「ナイトピクニック」というテーマを提案した、新高輪プリンスホテルのプールサイドガーデン。
2017年の外食シーンで見逃せないのは、SNSの普及を背景にしたインスタ映え商品のヒット、コミュニケーションを促進する横丁の盛り上がり、糖質カットなどの健康志向、食品スーパーとレストランが融合したグローサラントの提案だろう。人手不足解消の合理化も視野に入れ、完全キャッシュレスの店も登場した。
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