フードリンクレポート
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取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年11月30日執筆
2010年代に入ってから、アメリカではニューヨークを中心にサラダバーと呼ばれる丼鉢のようなラージサイズのサラダボウルで食べる、ファーストフード型サラダ専門店が急増し、ハンバーガーに代わるアメリカ人の主食になる勢いだ。ニューヨークのサラダ専門店では十数種類以上のサラダ素材が店頭にディスプレイされ、顧客のリクエストに応えて店員が素材をピックアップし、これも顧客が選べるドレッシングでさっとあえて完成。お店が素材とドレッシングの組み合わせを指定した、プリフィックスメニューもある。この種のサラダは、チョップドサラダ、トスサラダと呼ばれるが、日本でも東京を中心に次々と人気店が生まれている。進化を続けるニューヨークスタイルのサラダ専門店の魅力と将来性を紹介したい。(5回シリーズ)
「サラダデリMARGO(マルゴ)」で1番人気のプリフィックスサラダ「ローマ」(950円)。ピタパンが付く。
健康志向の高まりを背景に、赤身の熟成肉ブームが燃え上がったが、それが一段落した昨年あたりから、サラダ専門店が東京都心部の恵比寿、麻布十番、新宿、大手町などを中心に増えてきている。
都内ではファーストフード型のチョップドサラダと呼ばれる業態がブレイク。35店前後が盛業中と推定され、3~5店を展開する小チェーンが次々に勃興して、多店舗展開を狙っている状況だ。
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