フードリンクレポート
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取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年10月29日執筆
欧米では、スーパーマーケットのイートインに、でき立てをその場で提供するレストランやカフェの機能が付加された「グローサラント」と呼ばれる業態が台頭している。グローサラントは、グロッサリー(食品売場)とレストランが結合した新語で、女性の社会進出により人気が高まっている店内でつくる惣菜を、注文してすぐに座って食べられるようにしたものだ。多少のオペレーション変更は必要だが、同じ厨房で物販用とレストラン用の調理をすることができ、効率的な売上アップが可能に思われる。日本でもにわかに新設され始め、注目を集めるグローサラントについて探究してみた。(5回シリーズ)
成城石井トリエ調布店では黒毛和牛100%パテを使った、ボリューミーなハンバーガーが人気。写真はフレッシュアボガドチーズバーガー(990円)。
成城石井が京王線調布駅ビルに、9月29日に出店したグローサラント型の新業態「トリエ調布店」が好調だ。
食品スーパーと飲食を融合させているのが最大の特徴で、同社が総合力を駆使して調達した「おいしい」、「高品質」、「安心・安全」、「新鮮」、「旬」のこだわりの食材や商品を、売場で販売するだけではなく、飲食スペースの「SEIJO ISHII STYLE DELI&CAFE」でも活用している。
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