フードリンクレポート
記事への評価
取材・執筆 : 長浜淳之介 2017年4月10日執筆
昨今、流行りの店として大衆業態がしばしば話題に上るようになってきた。昭和の高度成長期に流行った大衆酒場が、その雰囲気を残しながら現代風にアレンジして復活している。それとともに昭和の頃から残存している、赤羽、立石、門前仲町など下町の大衆酒場の人気が再燃し、退職した団塊世代ばかりでなく、若い女性にも人気のスポットとなってきている。なぜ今、大衆酒場なのかを探った。(5回シリーズ)
すかいらーくの新業態、ゆめあん食堂。大衆食堂と大衆酒場の中間のような業態。
すかいらーくが2015年から展開し始めた「ゆめあん食堂」。あご出汁を使用したうどん、天ぷらをメインとした店で、各種定食もある。さらには100円台から300円までのおつまみ、惣菜を揃えちょい飲みにも対応している。大衆食堂と大衆酒場の中間的な業態と言えるだろう。
同社は、和食ファミレスの人気店「夢庵」、「藍屋」といった業態を有しているが、団塊世代をはじめとするアクティブシニア世代やファミリーに支持されて、ここ数年好調に推移。そうしたなかで「ゆめあん食堂」は、和食をお手頃価格で提供するといった「夢庵」のコンセプトそのままに、駅前のニーズに対応した業態である。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0