フードリンクレポート
2016年11月07日(月)17:44
ダイヤモンドダイニングが店づくりの原点に返るため出店した紹介制「焼鳥 しの田」、「土佐料理 桂浜」。
顧客が行きにくいからこそ流行る、隠れ家繁盛店の極意。
記事への評価
取材・執筆 : 長浜淳之介 2016年11月6日執筆
看板がない、もしくはあっても気づきにくい店、会員制、紹介制、予約制の店、住宅街の中に紛れている、あるいは人里離れた僻地にある店など、顧客にとって行きにくい、見つけにくい条件にもかかわらず、繁盛している店が増えている。そうした隠れ家繁盛店は、わざわざ行きにくい高い障壁をつくることによって、顧客の行ってみたい心理を煽り、集客効果を上げている。看板が大きく、誰でも入りやすくて、交通至便な場所こそが、飲食店にとってベストな立地とされるのに反しながらも、がっちりと良客をつかむ店の極意を、実例と共に紹介していきたい。(5回シリーズ)
「桂浜」店内。
新業態開発数177、現業態管理数74、出店店舗数368、現管理店舗数272を誇るダイヤモンドダイニングは、業態開発にどこよりもこだわってきた外食企業と言えるだろう。そして新しい店舗ができるとメディアの力を最大限に使って、最速、最短のブレイクを狙ってきた。そのダイヤモンドダイニングが、これまでの出店のやり方と反するような完全紹介制の店を近年、出店している。焼鳥「焼鳥 しの田 麻布十番」、土佐料理「土佐料理 桂浜 麻布十番」がそれ。狙いはどこにあるのだろうか。
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