ランダムトーク
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取材・執筆 : 安田正明 2016年5月29日執筆
大阪北新地から「シャン食」が西新橋に進出してきました。「シャンパン食堂」の略です。シャンパンと焼き餃子を合わせます。餃子のタレはオリジナル4種。他にトリュフオイルも用意されています。シャンパンはグラスも当然ありますが、ボトルで4800円のものもあり、気軽にシャンパンが楽しめます。トマトやリンゴを使ったキムチも面白く新しい発見でした。ランダムトークです。
知らなかったギリシャ料理、なぜ売れる?
シドニーからやってきたギリシャ料理「アポロ」。東急プラザ銀座にオープンしましたが、180席もあるにもかかわらず、カウンター以外は予約で満席でした。キッチン内のシェフズテーブルには、幼い子供を連れた若い夫婦が座っていました。ネット上で「ラムショルダー ザジキソースとレモン」が人気です。ザジキソースは話題の濃厚なギリシャヨーグルトのソースです。
ラムショルダー ザジキソースとレモン
恵比寿のカウンターの創作イタリアン「ゴロシタ」。変わった名前ですが、食いしん坊という意味だそうです。11席と小さいこともあり、なかなか予約出来ません。客単価は1万円を超えます。ネット上で「世界一美味しいアンチョビとカルピスバターのブルスケッタ」が注目を集めています。
世界一美味しいアンチョビとカルピスバターのブルスケッタ
日本フードサービス協会が毎月発表する、外食産業データによると、2012年から復活したファミリーレストランの売上は、今年3月に久々に98.8%と前年を割り、4月も100.8%と停滞しています。片や、ファーストフードは各月105.4%、106.3%と勢いがあります。
消費増税も延期されそうな雰囲気の通り、外食のデータからも今年3月から消費者の節約の動きが感じられます。吉野家の330円豚丼が売れてます。しかし、「アポロ」や「ゴロシタ」の繁盛を見ると節約一辺倒ではなさそうです。お客様は使う店と節約する店を区別しているようです。メリハリ消費と言うのでしょうか。
新しいモノにお客様は敏感に反応しています。しかし、エチオピア料理店は残念ながらガラガラでした。シチューのバリエーションが名物で、インジェラというイネ科植物のクレープで挟んでたべます。美味しいのですが、知られてないので繁盛していません。
インジェラ上にのせられた様々なシチュー。
単に新しいだけでなく、メディアなどに「評価された」新しいモノが求められるんです。それを効果的に告知していけば「使う店」になります。グルメサイトの評価がますます大きな影響力を持ってきそうです。まずは売れる仕掛けを考えないと、です。
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