ランダムトーク
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取材・執筆 : 安田正明 2016年5月1日執筆
馬肉生産の4割以上を占める熊本産の出荷が地震のため止まっています。県内2ヶ所の食肉処理工場が被災し稼働を停止。最大手の千興ファームも被災し出荷が出来なくなっています。福島、福岡、青森、岐阜県でも生産されていますが、熊本から仕入れていた都内の飲食店では馬肉メニューの販売を中止するところも出てきました。馬肉が広がりはじめた今、早くの復興を祈りたいです。ランダムトークです。
台湾「上引水産」、豊洲市場にはダメ?
台湾の「上引水産」を視察に行くという食材卸の方とご一緒しました。タイで同種の施設を作る計画があるそうです。私はこの「上引水産」に2014年2月に初めて行き、2年後の今年4月に再度訪問しました。台北から車で30分ほどにもかかわらず、ひっきりなしにタクシーからお客様が降りてきます。施設スペースも増床していました。

台湾「上引水産」の生簀
高級日本料理店を10店舗ほど展開する台湾企業、三井餐飲事業集団が2012年にオープンさせたのが「上引水産」です。いわば、フィッシャーマンズワーフ。台湾の築地と言われる濱江市場にあり、入ると大きな生簀が10個ほど並び、伊勢えび、あわび、ホタテ、カニなどが活きています。鮮度感とライブ感をかき立てワクワクさせてくれます。
立ち食い寿司、シーフードバー、炭火焼、火鍋、イタリアンの飲食スペースに分かれ、生簀の魚を選んで調理してもらう事もできます。生鮮スーパーも併設し、そこで買ったパック入りの寿司を立ち食いできるテーブルもあります。客層は台湾人だけでなく、欧米からの観光客も目に付きます。入り組んだ作りが余計に賑わいを演出します。
店内に銀行のATMがここかしこに設置されています。支払いは現金オンリー。お客様に自分で現金を引き出させることにより、店側にカード手数料がチャージされない仕組みです。しっかりしていますね。外国人観光客には辛いですが。
2014年3月、ランダムトークで「上引水産」が新しい豊洲市場に欲しいと書きました。豊洲場外は当初、すしざんまいと大和ハウスで運営することになっていましたが両者が辞退し、横浜で「万葉の湯」などを展開する万葉倶楽部が商業施設と、温泉付きホテルを開業することに決まりました。「上引水産」と同様のフィッシャーマンズワーフ的な施設の方が面白かったのに、と私はまだ思っています。
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