ランダムトーク
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取材・執筆 : 安田正明 2016年4月24日執筆
日曜、六本木ミッドタウンにあるアメリカ料理「ユニオンスクエア東京」のランチは予約で満席、入れませんでした。土曜、銀座にあるフランス料理「タテル・ヨシノ」のランチも満席でした。ワインやビールなどアルコールも多くのテーブルで飲まれていました。週末のランチ時、女性客を中心にファインレストランは繁盛しているようです。余裕を持って外食を楽しむ方々が増えています。ランダムトークです。
カジュアル料理もサムシング・ニュー。
東急プラザ銀座の地下にある、「ふぐだし潮 八代目けいすけ」で行列に並んでふぐラーメンを食べました。クリエイティブなラーメンシェフ、竹田敬介さんの新業態です。ふぐ出汁のラーメンにチャーシューのようにふぐ刺がのっているというユニークなもの。1000円を超えますが、14時で10名は並んでいました。東急プラザ銀座に入居する飲食店で繁盛しているのは未だ一部のようですが、「けいすけ」は勝ち組に入るでしょう。
「ふぐだし潮 八代目けいすけ」、ふぐラーメン
変わったラーメンでは、一風堂が3月に販売した、麺の代わりに豆腐一丁そのままはいった「とんこつ豆腐」が話題を呼んでいます。
博多で流行る、肉巻き野菜串。定番のアスパラやトマトだけでなく、レタスやレンコン、キノコなど様々な野菜を豚肉などで巻いて串に刺し炭火で焼きます。「くいものや楽」系のこだわり居酒屋を展開する岩澤博さんが渋谷と表参道の中間の人気ない路地の地下に肉巻き野菜串の「ごりょんさん」を4月19日にオープンさせました。
「ごりょんさん」、肉巻き野菜串
名古屋の「ドラエモン」赤塚元気さんが東京・渋谷に4月6日、メキシカン「パンチョス」をオープンさせました。雑居ビルの奥で看板がありませんが、お客様が次々入ってきます。客単価の低い店が多い渋谷ですが、オープン景気も伴って、4000円を超えているそうです。メキシコ版ピザのようなチーズたっぷりのケサディーヤが美味しいです。同じく、メキシカンではファーストフードの「タコベル」は年内に6店舗を出店すると発表しました。
お客様は新しい食との出会いを求めています。心理的に景気が後ろ向き時には、とんこつラーメンや焼鳥など定番の保守的な料理を求めますが、景気が前向き時には、サムシング・ニューを求め始めます。この潮目を感じている方々が新しい事をし始めています。
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