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取材・執筆 : 酒井慎平 2016年1月21日
フードリンクニュースが主宰する「学べる食事会」が、1月12日(火)に、「KITCHEN TACHIKICHI 旬熟成」にて開催された。「学べる食事会」とは、さまざまな食のテーマを設定して食事しながら、経営者や料理人の解説を聞き質問し合いながら、外食の知識を学び魅力を再発見してもらうもの。当日は、食に関心の強い方を中心に20名が参加し、料理と日本酒に舌鼓を打ちながら知識を深めた。
第1回目は、熟成肉ブームのパイオニア「旬熟成」にて、「肉×日本酒」をテーマにしたマリアージュコースと共に、跡部 美樹雄氏(株式会社フードイズム 代表取締役)と水原 将氏(日本酒ソムリエ)に講師として登場してもらった。
フードリンクニュースはこれまで外食業界向けに情報を発信してきたが、「学べる食事会」は飲食店を利用する一般のお客様様に向けた初のイベントとなる。
もう一つの旬の熟成肉を提供する、熟成肉ブームの代表店「KITCHEN TACHIKICHI 旬熟成」にて開催された。
当日のプレミアムディナーメニュー。料理8品とペアリング和酒のマリアージュが楽しめる構成となっている。
日本酒ソムリエとして参加する水原将さんのプロフィール。普段は神泉のバー「Gats」にて営業している。
会場の風景。それぞれ肉料理と日本酒の相性を味わいながら頷き納得する方や、跡部氏や水原氏に質問しながらメモを取る方などもいる。ざっくばらんに意見や感想が飛び交った。
肉料理と日本酒の相性の良さを解説する水原氏。日本酒ソムリエとして「旬熟成」の料理に合った日本酒を己の舌を頼りに選び抜いた。
「"肉"と"日本酒"は、お互い熟成しているので相性が悪いわけがありません。あとは、味付けに合わせて日本酒を選び、熱燗を中心にセレクトしました」(水原氏)。また、水原氏はジャズシンガーでもあり、今回のマリアージュを"セッション"となぞらえて、日本酒の魅力をユーモアを交えて参加者に伝えていった。
プレミアムコースの中から一部の料理と日本酒を画像を通して紹介していこう。
「熟成牛豚炭火焼」×「新亀 純米 鷹勇 純米強力生酛」。牛肉と豚肉、醤油タレと塩と、それぞれ4種類の味の変化と共に、日本酒との相性を噛みしめながらいただく。
「ラグーパスタ」×「旭若松 純米火入れ」。
集合写真。美味しい肉料理と日本酒もあって、初対面でありながら一体感が生まれ大いに盛り上がった。
「学べる食事会」は、第1回目の開催でありながら、食の魅力を学ぶ意欲の強い方が集まって、隣の参加者たちと意見交換を行いながら知識を経験を深める場となった。
ネットの普及によって食に関する情報が身のまわりに溢れているが、外食はあくまでサービス業であり、食事は五感を働かせて楽しむものである。今回、参加して下さった方々は、実際に食事をしながら、見て、嗅いで、触れるだけでなく、経営者や日本酒ソムリエといった提供側の熱量を直に感じることができたはずである。
フードリンクニュースは、外食業界の情報を発信するだけでなく、外食の魅力をお客様にも発信していくため、今後も「学べる食事会」を始めとする企画を今後も行っていく予定だ。
■第1回「学べる食事会」詳細
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