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ランダムトーク

フードリンクレポート

2016年1月10日(日)21:05 ランダムトーク

業界誌のビジネスモデルが変わる。

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取材・執筆 : 安田正明 2016年1月10日執筆

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 正月の商業施設の飲食店の売上は良かったようです。天気も良く景気もまずまずなので出歩きたくなりますよね。しかし、アパレルは暖冬のためコート類が売れず11月から売上が低迷し続けているそうです。前の冬には牛すき鍋で業績の良かった吉野家も昨年12月には既存店売上が7.9%もダウンしました。天候には勝てません。地球温暖化も考えた施策がこれから求められそうです。ランダムトークです。

 業界誌のビジネスモデルが変わる。

 「日経レストラン」が3月号をもって休刊すると日経BPが公表しました。メニューグランプリも中止となるなど噂では聞いていましたが、現実となって驚かされました。昨年、老舗の商業界が「飲食店経営」をアール・アイ・シーに売却しました。外食業界誌の再編が起きています。

 歴史の古い業界誌が多い中、「日経レストラン」は1988年創刊の比較的に若いメディアです。日経ブランドを背負って発行部数を伸ばし、外食業界誌トップに躍り出ました。因みに「フードリンクニュース」は1994年の創刊。2001年からネットメディアに転向しました。

 外食産業記者会という、毎年の外食アワードを主催する業界誌記者の集まりがあります。1979年に発足した歴史ある会。弊社も入会させていただこうと何度もアプローチしましたが、紙媒体全盛時代でネットはダメだと拒否され続けました。やっと入会を認められたのが2010年でした。

 「日経レストラン」や「飲食店経営」は記者会のリーダー役でした。そんな彼らが休刊や売却です。

 購読料と広告収入という業界誌ビジネスでは採算が合わない時代です。紙媒体の柴田書店や旭屋出版では料理などの専門書を数多く出版してビジネスの基盤となっているようです。ネット媒体のフードスタジアムは飲食店向けサービスの代理業で基盤を作っているようです。弊社の基盤は広告代理業です。

 外食は24兆円もあり依然として魅力的なマーケットです。既成の購読料と広告収入というビジネスモデルでは通用しない時代。業界誌の枠を超える新しいモデルの開発が必要です。ネット媒体もうかうかしてはいられません。フードリンクニュースも新しい事にチャレンジし続けなければと意を固くしました。

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