ランダムトーク
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取材・執筆 : 安田正明 2015年10月25日執筆
週末の横浜中華街はごった返していました。有名店は店頭に点心やスイーツなどの屋台を置き、その前は行列ができています。お客様はレストランでの本格中華料理というより、屋台の食べ歩きが目的のようです。そこに、中国人団体客もどんどんやって来ます。中国人にとっても日本で育った中華屋台料理は魅力的なようです。ランダムトークです。
餃子はラーメンと同様に日本料理。
「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」が私の近所、木場にもオープンしました。フランチャイズ制度も導入し、出店のペースが上がり20店舗を超えました。木場は「軍鶏農場」、「熱中屋」、「串かつ田中」、「おくまん」など新興チェーン居酒屋が林立しています。
22日に講演させていただいた外食虎塾でも、「野郎ラーメン」の林正勝社長も餃子に小籠包を加えた業態を出すそうです。塾生の間でも餃子業態に興味を持つ方が何人もいました。
鉄鍋餃子を有名にした際コーポレーションは14年7月から「万豚記」などを「タイガー餃子会館」に変更しています。ダンダダン酒場の1号店、調布店は2011年1月オープン。当時、ダンダダンの井石裕二社長は際コーポレーションの中島武会長が主宰する中島塾の生徒でした。その繋がりで際コーポレーション子会社が内装を手掛けました。この辺りが餃子ブームの始まりです。
パリの「GYOZA BAR」のシャンパン&餃子。
パリで2012年に「GYOZA BAR」がオープンしました。シャンパンと餃子を合わせる提案で話題となり、パリジャンが餃子を頬張るシーンがテレビで流れました。
餃子の売り方は、中華色を出すと食事中心の店になって客単価が上がりません。居酒屋色を打ち出す中に、餃子を組み込んでいく。また、ワインバルに組み込んでいく。そんな店があちらこちらに出来始めています。「餃子酒場」「餃子バル」というジャンルが生まれています。
日本人が皆、子供の頃から慣れ親しんだ餃子。京都の外国人繁盛店の「チャオチャオ餃子」のスタッフも言ってました。「焼餃子は日本料理だと海外からも思われいる」と。中華料理から切り離して、ラーメンのように日本料理と考えた方が良いようです。
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