スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

広告

RSSフィード

ランダムトーク

フードリンクレポート

2015年8月02日(日)21:58 ランダムトーク

はしご文化は今でしょ。

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 安田正明 2015年8月2日執筆

キーワード :    

 パーキンソン病。ダイヤモンドダイニングの松村厚久社長の伝記『熱狂宣言』が8月7日に発売されます。その中で彼が若年性パーキンソン病であることを告白しています。初めて松村社長に会った際、足を引きづりながら歩いていたことを覚えています。、最近は病が進み、自由に動けない状況を心配していました。しかし、松村社長は病と闘いながらも会社を東証1部にまで育てました。同じような病気を抱えた方々に希望をもたらす快挙です。ランダムトークです。

 はしご文化は今でしょ。

 最近、私の周りの外食関係以外の方から東京・赤羽の酒場巡りの話をよく聞きます。土曜の朝でも人気店は一杯だったとか、水曜の夜は閉まってる店が多くてつまらなかったとか。

 赤羽は埼玉との境で、JRの様々な路線が乗り入れる交通の要所。駅前の商店街は車が入って来ず歩行者天国です。両側に居酒屋、バル、ラーメン店、中華料理店などが並び、車に邪魔されず、そぞろ歩きが楽しめます。自由でリラックスできる環境がいいですね。

akabane.gif
はしご客でにぎわう赤羽。

 赤羽の人気を作ったのは、BSテレビ「吉田類の酒場放浪記」。2003年から番組が始まり、都内の老舗酒場の紹介を続けています。2012年からは、「おんな酒場放浪記」も始まり、女性向けにも酒場の楽しみを紹介しています。ディズニーランド感覚で、週末に赤羽で朝から飲み歩きを楽しむ女性客も増えています。

 老舗鰻店なのに酒場の「まるます家」では朝9時から営業しています。今だにソロバンで勘定を計算している年配の女将さんに聞くと、朝からずっと満席だそうです。約80席で9時から21時30分までで10回転すれば、客単価2000円で日商160万円ですか。凄い売上ですね。

 飲み歩きは「はしご」と呼ばれ80年代は普通にありましたが、バブル崩壊で一気に無くなりました。店側も一度入ったお客様からどれだけ多くの客単価が取れるか、という発想になってしまいました。お通しで利益を確保するという事も普及してしまいました。お客様も一店舗でお金を使い果たし、次に行く余裕が無くなってしまいました。

 「はしご」は、飲食店の楽しみ方の一つです。その為にはお客様を複数店舗で共有する発想が必要です。複数店舗を巡る「食べ飲ま」や「バル」などのイベントは、震災後にブームとなりましたが、最近はほとんど聞きません。しかし、景気が浮上している今こそやるべきじゃないでしょうか。食べ飲み歩くことは間違いなく喜びです。お客様も求めています。

yasuda.gif安田正明(フードリンクニュース主宰) 

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top