ランダムトーク
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2015年6月21日執筆
フードコートのセンスでは三井の方が上ですね。三菱地所の御殿場プレミアムアウトレットのフードコートは痛かったです。店舗と座席が完全に二分され、知られていない店名が並び、アイテムもありきたり。カフェでコーヒーを頼むと、チンバリーのマシンが目の前に設置されているにも関わらず、ウォーマーから注がれました。三井のアウトレットパークとは大違いです。ランダムトークです。
バリスタは憧れの職業。自分を見せたい。
カフェ喫茶ショーにて6月17日に開催された、「バリスタ・グランプリ2015」の決勝大会の審査員を務めさせていただきました。前日に行われた大会で勝ち残った8名がグランプリを目指して技を競い合います。会場は立ち見の方々も多くとりまき、熱気に溢れていました。
準々決勝は、カプチーノ対決。泡の上に自由にラテアートを描きます。定番のハート、リーフ、チューリップだけでなく、楊枝やピンを使って、動物や太陽などを描きます。早く提供した方が評価されますが、時間をかけて描いた絵が素晴らしければ得点は上回ります。
準決勝は、シェケラート。抽出したエスプレッソと氷をシェイカーに入れ、シェイクして一気に冷やします。私の好きなドリンクです。エスプレッソの苦味を薄められずに提供できるかが勝負です。これがなかなか難しい。特に女性バリスタには辛い。一気に振らないと水っぽくなってしまいます。
決勝は、オリジナルドリンク。残った2名がエスプレッソを使ってバーのカクテルのように作っていきます。もちろん、ノンアルコール。勝ったのは、ヘーゼルナッツのシロップを使った冷たいカプチーノの上にレモンピールをふりかけた涼し気なドリンクです。香川県の「バール・モトーレ」オーナーの岡部正博さんでした。準優勝のイチゴジャムとマスカルポーネチーズを使ったドリンクもクリエイティブな味で美味しかったですが、残念ながら提供時のデコレーションが弱かった。
優勝した岡部正博さん作品。
バリスタに憧れる若者が増えています。カフェ喫茶ショーには昨年を超える多くの方々が来場していました。農業、クラフトブルワリー、ワイナリー、バーテンダーなど職人(クラフトマン)に憧れる若者が増えています。組織の歯車ではなく、僅かでも自分の個性を出せる職場が求められています。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0