ランダムトーク
ゴールデンウィークが終わりました。東京では明けた7日、8日の地下鉄はまだ空いていました。ゴールデンウィークに営業していた銀座のバーに聞くと、期間中の方が明けた7日、8日より売上が良かったそうです。明けは消費が落ちるのは当然ですが、オフでも気に入った店には行く。そんなしなやかな生活を送る日本人が増えているのでは。ランダムトークです。
パラダイムシフトで日本ワインをお勧め。
この2週間毎日、日本ワインを空けてます。外食でも内食でも。6月5~7日に東京・豊洲で運営する「日本ワインMATSURI祭」に向けて、日本ワインをより理解する為です。総じて優しくて繊細な味わいが嬉しいです。
北海道、十勝ワインのセイオロサム。アイヌ語。
日本ワインとは、日本産ブドウだけで造ったワイン。北は北海道から南は九州まで、地域の土壌や気候に合わせてブドウが栽培・醸造され、個性豊かなワインが生産されています。国際的なコンクールで受賞する日本ワインも多く、世界的に日本ワインの評価が上がっています。日本固有種の「甲州」と「マスカット・ベーリーA」はワイン用ブドウ品種として国際ブドウ・ワイン機構(OIV)により登録認定されました。
1キロのブドウから、1本のワインが出来るそうです。海外産のブドウに比べて日本産は破格に高い。ブドウは傾斜地で作られ、収穫も手作業。農機具で大量に生産できる穀物とは異なります。平地で葡萄を作ることは効率が悪い。という訳でブドウを育てたいという農家が少ないそうです。
現在、日本中にあるワイナリーは約200。最近の6次産業ブームで、ワイン造りを目指す若者が増えています。醸造免許を得るためには製造量の下限を守らなければならず、ハードルが高い。まずはブドウ栽培から始めて、醸造は他所に委託してワインの小売だけ始める。販売の自信が出来たら醸造免許を取得するという流れがあります。
生計を安定させるために食用のブドウと醸造用のブドウの両方を育てる農家が多いそうです。食用は高く売れますが、価格は安定しない。醸造用は安いが、安定的に売れるからです。
今のワインブームは安価な輸入ワインがリードしてきました。飲食店で2000円前後で販売できるものはワイナリー出荷で1ユーロくらいです。日本ワインは太刀打ちできません。
景気が上向いている中、お客様の財布も緩くなります。ワインを選ぶ際、輸入ワイン同士の差は説明しづらいのではないでしょうか。ここでパラダイムシフトです。一般的な輸入ワインにとらわれず、日本ワインを提案してみてはいかがでしょうか。自分の国を応援したいという機運は今、高いですから。
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