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2015年3月31日(火)14:20

外食虎塾特別講座「株式上場入門編」第6講義、知識の質を問う。

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取材・執筆 : 安田久 2015年3月31日

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 3月25日(水)外食虎塾特別講座『株式上場入門編』第6講義が開催された。経営者にとって日々勉強する事は当たり前なのかもしれないが、どのような知識を身に着けるのか、どのような方法で勉強するのか、やはり勉強の『質』が最重要である。

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外食虎塾特別講座『株式上場入門編』第6講義

 いかに本物の知識を要点を絞って効率的に学ぶかを突き詰めると、専門家や経験者から直接聞く事が一番なのではないだろうか。

 外食虎塾は講師陣の豪華さが最大の特徴である。『株式上場入門編』では上場のスペシャリストと上場社長、そして通常の外食虎塾では有名外食社長が講師陣に名を連ねている。

 さて、そんな外食虎塾特別講座『株式上場入門編』第6講義。第1部はSMBC日興證券株式会社、公開業務部副部長、尾崎眞弘氏が登壇。

 最近の新規公開市場の概況や上場事例の紹介から始まった尾崎氏の講義は
『上場審査について』がテーマ。上場するためには上場審査を通過しなければならない、そのためにはどのような審査があるのかを把握し、全て対策をする必要がある。

 しかし逆を言えば全ての審査基準を満たしさえすれば上場は可能だとも言える。尾崎氏の講義では上場基準の詳細な説明や論点になりやすい項目、そして上場に必要な経常利益など上場を目指す経営者にとって重要な内容であった。

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講義に集中する塾生たち。

 塾生達は上場基準と自社の状況を重ね、どこが満たしていてどこが足りないのか、そして今後何をするべきなのか見えたのではないだろうか。

 第2部は株式会社エスプール、代表取締役社長、浦上壮平氏が登壇。

 浦上氏は1999年12月に創業し、2006年2月会社設立から僅か6年でヘラクレスに上場(現在ジャスダック)させた。

 しかし2009年、買収した子会社がリーマンショックによって1年で10億円の赤字を出しグループは債務超過、上場廃止の危機となった。そこで浦上氏は自ら子会社の社長を兼務し全力で立て直しに取り掛かった。

 立て直し開始時に計画した通り事業や人員の整理などを粛々と実行し、見事1年で黒字化させ債務超過を解消。自力で危機を乗り切ったのである。そして現在は環境に強い事業で構成するポートフォリオ経営に大きく舵を切り、今期は過去最高水準まで業績を回復させる事に成功している。

 講義では人材の育成方法や現在の主力事業など勉強になる点が多かったが一番印象的で塾生からの反響が大きかったのは障がい者雇用支援サービスである。時代に合わせ様々な事業を展開する浦上氏のバイタリティに塾生達は驚いていた。浦上氏が話すプロの経営者としての考え方は、塾生達に伝わる物があったのではないだろうか。

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懇親会風景。

 次回4月8日(水)外食虎塾特別講座【株式上場入門編】第7講義は、株式会社ジャフコ 中部支社 支社長 藤田豪氏。東証マザーズ上場、ビリングシステム株式会社 代表取締役社長 江田敏彦氏が登壇します!

スポット参加は若干5名迄!参加受付中!

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