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ランダムトーク

フードリンクレポート

2014年12月07日(日)17:55 ランダムトーク

営業利益20%よ、もう一度。

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取材・執筆 : 安田正明 2014年12月7日執筆

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 神宮外苑のいちょう祭は大賑わいでした。紅葉に合わせての皇居の乾通り公開も大混雑だったようです。いちょう祭の飲食店の出店は過去最高の60店。いちょうより屋台祭りです。小奇麗に飾り付けた店より、ごちゃごちゃしたテントの方が賑わっていました。ランダムトークです。

 営業利益20%よ、もう一度。

 ダイヤモンドダイニングとフレンチシェフ松嶋啓介氏の業務提携の発表会が、松嶋氏の東京・原宿の「KEISUKE MATSUSHIMA」で開かれました。松嶋氏は20歳でフランスに渡り、25歳でニースに自分の店舗を持ち、外国人最年少の28歳でミシュラン一つ星を獲得。さらに、2010年、33歳でフランス政府より日本人で初めて、さらに最年少で芸術文化勲章を受章しました。フレンチのプリンスです。

 11月28日にマザーズから東証2部に昇格したダイヤモンドダイニング。時価総額も70億円を超え絶好調です。しかし、松村厚久社長の狙いは東証1部。「KEISUKE MATSUSHIMA」のセカンドブランドを多店舗展開していくのか、パトロンとして世界の主要都市で「ノブ」のように展開していくのか、今後が楽しみです。

 「KEISUKE MATSUSHIMA」の原宿店は、東郷記念館脇の路地のドンツキのビルにあり、まさに隠れ家。ニース本店の味をそのまま楽しめるのがウリ。松嶋シェフは気さくな方で偉ぶった感が全くありません。それが彼の人気なのでしょう。

 東京では金銭的に余裕のある方が増えています。以前とは大違いで、ランボルギーニやロールスロイスを頻繁に見るようになりました。フードリンクニュースで取材したユニマットグループもリゾートやゴルフ場、マリーナへ積極的に投資していくそうです。外食でも客単価1万円を超える業態を次々にオープンさせていきます。

 日本フードサービス協会が集計したディナーレストランの売上高の前年比は昨年11月から今年10月の1年間で、105.5%、104.4%、105.9%、98.7%、103.4%、104.4%、104.9%、100.1%、108.8%、110.9%、104.1%、100.4%と2月を除いてプラスを続けています。単価が高くても、美味しいものを食べたい、雰囲気の良い店に行きたいというニーズが高まっています。昔のような営業利益で20%残るような外食ビジネスも夢ではありません。

 ただ心配はこれからの日本経済。日本国債の格付けが下がり、韓国より下位に。また、円安で1ドル120円の大台を超えました。また食材が値上がりしそうです。日本人の底力で何とかしのぎたいですね。

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