ランダムトーク
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取材・執筆 : 安田正明 2014年11月16日執筆
テニスの錦織圭選手のATPファイナル準決勝は残念でした。しかし、世界に「今の日本人はやるぞ!」というイメージを発信したことは間違いありません。次は世界で戦える外食企業が生まれて欲しいです。ランダムトークです。
ランチ2千円で売る千葉「一幸」チェーン。
寿司・創作料理「一幸」が11月20日にオープンさせる千葉・冨里店を内覧させていただきました。一幸は千葉を中心に埼玉・茨城のロードサイドで25店舗を展開しています。代表の北見さんは中学・高校の頃は地元、木更津の暴走族に所属し、このままではいかんと一念発起し寿司職人になった方です。
冨里店もロードサイド。長く空き家のままだった和食店を改装してオープンさせました。一幸は中高年の女性の食事会や、慶弔・法事などで愛用されています。平日ランチで客単価2千円と高額ですが、1日1店舗あたりランチだけで60名以上来るそうです。滞在時間は長いので1回転しかできませんが、ほぼ予約で埋まります。地方でもこの客単価を出せるお客様がいます。
最近、ネットスーパーが人気です。「重いものを持ってきてくれる」、「スーパーに買い物に行く時間が無い」という方々が利用していると思いきや、本音の所では「近所の方に買った物を見られたくない」という方々だそうです。20%割引など特売品を買うことを見られるのがカッコ悪いという心理があります。
お客様に見栄を張らせてあげることが大切です。だから2千円のランチが売れます。一幸では年輩の方々が好きな座敷席を椅子に座らせるように次々と変更しています。靴を脱いで上がった広間には座面の低い椅子とそれに合わせたテーブルが待っています。床に時下に座るより、お客様は楽です。店のサーバーもかがまずに料理を運べるので楽です。
これは「高坐」と呼ばれています。老舗のホテルなどでは和風の居間にテーブル席を設けたレストランが人気です。明治時代の文明開化のような「ハイカラ」なイメージです。数多くの品数で構成される料理だけでなく、畳の上にテーブル席を設けるという非日常な雰囲気も中高年女性の見栄を満足させているようです。
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