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ランダムトーク

フードリンクレポート

2014年10月26日(日)17:09 ランダムトーク

居酒屋は外国人観光客を狙え。

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取材・執筆 : 安田正明 2014年10月26日執筆

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 大阪マラソンをキャンセルしてしまいました。先週の千葉アクアラインに次いでの2週連続の42キロは体がきつい。せっかく補欠で当ったんですが。次は11月30日の富士山マラソンを目指します。完走時の喜びがたまりません。ランダムトークです。

 居酒屋は外国人観光客を狙え。

 「てっぺん渋谷 男道場」に久々に行きました。創業者の大嶋啓介さんは名古屋のかぶらやグループで働き、同社の東京進出「飯場」店長に。その後独立し、2003年に「てっぺん」を自由が丘に創業。「本気の朝礼」がメディアで取り上げられ、話題になりました。2006年には、居酒屋日本一を決める大会「居酒屋甲子園」を立ち上げ、初代理事長に就任。居酒屋、外食業界では知らない方のいない人物です。居酒屋甲子園は11月11日に第9回の全国大会を迎えます。

 そんな外食の歴史をウチの中途採用の新人二人に知ってもらおうと訪ねました。予約電話したところ、予約はできるが1時間半で帰っていただくかもしれないと言われました。当日訪問した所、隣は10名以上の団体。彼らは直ぐに帰りましたが、また続々入ってきてたちまち満席になりました。今も人気は変わりません。

 ならではの元気な接客です。電話予約時にも連れの中で誕生日がいるのか聞かれました。「てっぺん」ならではの元気なバースデーパーティが待ち構えています。お客様の大半は20代前半のグループ。元気な接客がウケる雰囲気です。私のような年輩には辛いものがありましたが、ターゲット外なので無視して下さい。料理もより進化していて、名物が増えていました。

 12月に独立してワインバルをオープンさせるとアルバイト男性が話してくれました。店名の「道場」という意味は独立希望者を育てるという意味が込められており、それが実現しています。

 しかし、若者の飲酒離れと呼応するように居酒屋市場は年々縮小しています。2020年には10年前に比べ市場が3割も減ると言われています。居酒屋甲子園に参加する外食企業もワイン人気に乗ってワインバル、採用のためにカフェやウェディング業態に参入し始めました。アルバイト男性が独立に際してワインバルを選んだことが象徴しています。

 外国では居酒屋という言葉に日本らしさを感じる方が多いようです。料理は料理、酒は酒と店舗を使い分ける国が大半の中で、両方を同時に楽しめる国際的にユニークな業態です。お客様とスタッフのコミュニケーションも魅力です。日本に来る外国人観光客が増える中、復活のチャンスが転がっています。

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