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取材・執筆 : 安田正明 2014年6月29日執筆
俺のの新業態「俺の揚子江」のレセプションに参加させていただきました。原価率100%以上で提供するフカヒレが目玉の中華料理です。フレンチ、イタリアン、割烹、焼肉、焼鳥、そば、おでんに続く8業態目。店舗数で30店舗目。2011年9月に1号店「俺のイタリアン」新橋本店が誕生して3年足らず。
2012年頃は新橋の鮮魚居酒屋「魚金」が仕掛けるバル業態「ビストロ魚金」がコストパフォーマンスで競い合い、俺のの主戦場である銀座にもイタリアン「ピッコロ」を出店しました。他方、俺のはフォアグラ・ロッシーニを全国で流行らせ、日本航空の機内食にまでブランドが採用されるなど全国的に存在感を見せつけました。
「一過性のブームに過ぎない」、「観光客しか行かない」と冷ややかな目で見る向きもありますが、銀座の各店舗は今でも行列が出来ています。行列や東京モノが嫌いな大阪人も道頓堀店では行列が絶えません。明らかに俺のは、完全に独走状態となっています。
坂本社長の趣味で始まったジャズのライブ。料理人に活躍の場を提供するのと同じく、目立たないジャズミュージシャンにも活躍の場を提供しようという発想でした。ノンチャージの1階が満席で、しかたなく2階でミュージックチャージを払わされて飲食せざるを得ないこともあります。なぜ、聴きたくもないジャズを金を払う意味があるのかと思った方も多いのではないでしょうか。
「俺の揚子江」にもステージがあり、グランドピアノが置かれています。こちらはジャズだけではなくクラシックも採用するそうです。俺ののホームページによるとライブがあるのは7店舗。ジャズが聴ける店舗は数少ない中、ライブ店が増えるほど、俺のの特徴が際立つようです。良いと思ったことはやり続ける事が大切です。
今年秋に銀座中央通に新しい商業施設「キラリトギンザ」が開業します。シンガポールのビルのような派手な外観で、既に銀座で異彩を放っています。その地下ワンフロアを借切って「俺のフレンチ・イタリアン」が500席でオープンする予定です。
レセプションで副社長の安田道男さんが話してくれました。東京ドームでコンサートをやる位の有名ミュージシャンのライブを仕掛けたいと。1店舗では無理なので、各店を繋いでバーチャルでライブができないか。5月のビルボード・ミュージック・アワードで、マイケル・ジャクソンが3Dホログラムで登場し、実物のダンサー達とパフォーマンスを演じたことが世界で話題になりました。それが出来ないか、と話していました。
ドームと同じく店舗合わせて5万席は直ぐにできると。今の勢いなら確かに出来そうです。スケールの大きさに圧倒されました。「小さくまとまるなよ、日本人」と、自分を戒めました。
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