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一般社団法人 東北食の力プロジェクトが農産物や伝統、景観を生かした地域活性化の成功事例「ディスカバー農山漁村の宝」に選ばれました。農林水産省が主催し、他地域でも参考にしてもらいたい模範活動という事です。東北の生産者と飲食店が直接取引を促進しています。代表の佐々木浩史さんから認定の電話をいただきました。
東北食の力プロジェクトの前身は仙台の街コン「せんコン」。震災直後の2011年5月、フードリンク主催の「がんばれ外食!座談会キャラバン・イン・仙台」に集まった外食経営者が立ち上がり、仙台の街を元気にしようと同年10月に第1回目の「せんコン」がスタートしました。43店舗が参加し、男女1400人を集客した大イベントとなりました。
その後も継続され、この5月18日には第20回目の「せんコン」が開催されました。10月には3周年を記念した巨大な「せんコン」が開催される予定です。上がった利益は震災復興支援団体への寄附を続けています。
「せんコン」の実行委員会35社から、復興セカンドステージを支援する組織として、2013年1月に東北食の力プロジェクトが一般社団法人として誕生しました。同年6月23日に仙台市内の商店街にて、南三陸、気仙沼、石巻、松島・塩釜湾の生産者を集めた物産展「海と大地のおくりもの ~復興セカンドステージ~」を開催しました。
佐々木さんが代表を務めるスタイルスグループは仙台市内で展開していた10店舗を、東北の生産者から直接仕入れる海鮮居酒屋に次々と変えていきました。さらには、この5月15日に東京・人形町に、「日本一の宮城の魚が喰える店 三陸 天海のろばた」をオープンさせました。
また、同じメンバーの八尋豊さんも既存店を転換して、農家が日替りで客席を行商し、365日生産者のいる店「畑のあぐり」を今年4月17日、仙台駅前でオープンさせました。このような活動が評価されて、今回の表彰となった訳です。
6月上旬に首相官邸で、認定式が開かれるそうです。佐々木さんは顔が怖いので、官邸に入れてもらえるのか心配です(笑)。今後益々、東北の生産者と飲食店を結びつける活動に拍車がかかると思います。フードリンクとしても応援していきます。せんコン実行委員会と東北食の力プロジェクトの皆さん、おめでとうございます!
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