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ランダムトーク

フードリンクレポート

2014年3月16日(日)19:40 ランダムトーク

ノンアル後進国、日本。

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取材・執筆 : 安田正明 2014年3月16日執筆

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 アルコールを飲めない女性から聞きました。「楽しいノンアルコールメニューがあると何杯も飲みたくなる。ウーロン茶、コーラやジンジャエールだと、またかと思いお替りをしたくない」と。アルコールを飲めないお客様は、安いドリンク1杯しか飲まず、客単価が上がらないと思っている飲食店が多いのではないでしょうか。私もノンアルコールの方は1杯しか飲まないと思っていましたので、この発言には目からウロコでした。

 東京・門前仲町の「2537(にこみや)」は、国産牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(500円税別)が名物のワインビストロです。ワインが売りですが、サングリアも人気です。そのサングリアにノンアルコール版があります。ベースとなる赤グレープジュースと白グレープジュースのどちらかを選んで、それを割る果実ジュースは10種。つまり20種の楽しみ方ができます。1杯450円。アルコール版は580円ですので、ノンアルコール版は130円安い。

 「塚田農場」でも「のんアル」として、日向夏ソーダ380円、宮崎マンゴソーダ380円など7種があり、サワー版より約100円安い。「ワタミ」ではノンアルコールカクテルとして、ザクロの酢「ほんちょ」を使ったソーダ、オレンジ、ミルクなど8種を399円で販売しています。生レモンサワーなどと同じ価格。

 欧米では「モクテル」というノンアルコールカクテルのジャンルが確立されています。昨年、ジャカルタに行きました。欧米の外書系企業の多いビジネス街のイタリアンレストランではランチ時に多くの女性客がトロピカルカクテルのように花を使うなどデコレーションの派手なモクテルを楽しんでいました。酒類を飲まない方が多いインドネシアでは客単価を上げてくれるありがたいドリンクです。

 日本でもノンアルコールカクテルがもっと注目されてもいいと思います。アルコールに弱い、飲まない若者が増えている中で注目すべしです。まして、何杯も飲んでくれるならなおさらです。

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