2週連続の雪で売上はガタ落ちですよね。雪の金曜日、銀座の日本酒居酒屋に行きましたが、お客様は私たちも加えて3組のガラガラ状態で。22時には閉店となりました。外に出ると靴が隠れてしまうほど雪が積もっていました。マレーシア人男性6人のグループから道を聞かれました。マレーシアは雪のない国ゆえに、かなりハイ状態でした。東京はアジアからの観光客が増えています。

　雪の中、日本バーテンダー協会会長の岸久さんのバー「スタアバー」に入りました。22時頃ですが、6割の席が埋まっていました。地下の店で、皆が暖かさを求めて穴倉に寄り添っている感じです。聞くと、同じく雪が積もった先週の土曜も団体客で賑わったそうです。近くのホテルに泊まって、帰りの足の心配のない方が来ているようでした。

　逆境と思える環境でも、ニーズを拾ってくることが出来れば、しっかりと売上を上げることが出来ると再認識させられました。今日掲載した記事でイオンモール幕張の「塚田農場」を紹介しましたが、同様の事が言えます。

　イケア船橋店にも行きました。家具もさることながら、レストランが美味くて安い。北欧料理をウリに、サーモンマリネ399円、ミートボール599円、牛フィレのロースト949円。どれもしっかりした味で値段とのギャップに驚かされました、食べなかったですが、ベーコンやスクランブルエッグのモーニングプレートは99円です。ワインもボトルで999円。広々とした客席では、ソファー席もあり、昼間に家族でワインを楽しむシーンもありました。価格的にはサイゼリヤを思い出させますが、料理の質はイケアの方が上です。種類は限られていますが。

　外食企業がやってないから大したことはないだろう、とたかをくくってはいけません。今は繁盛していても、お客様は手から水がこぼれるように流れていきます。水は流れ続けます。特に景気の回復した今、流れが速くなっているように思います。水の流れている所に手を出し、しっかりと指を合わせてすき間を作らないようにしないと水は貯まりません。