ランダムトーク
接客日本一を決める「S1サーバーグランプリ」(S1)を毎年主催しているNPO法人繁盛店への道として、東南アジアで現地の方々を対象に、日本流の接客セミナーを開催したいと、7月から一般財団法人 海外産業人材育成協会(HIDA)という機関に援助をお願いしてきました。それが、この度、有難いことに承認いただきました。私は、フードリンクの他に、繁盛店への道の設立メンバーで現在、副理事長も兼務しています。
2013年の今年は、繁盛店への道にとって過去8回のグランプリのノウハウを結集した新たな事業をスタートさせました。サービスパーソン「サーバー」の資格認定制度です。9月にはサーバーライセンススクールを開校しました。接客の見える化を推進しています。
HIDAは開発途上国向けに日本技術の指導を行っている人材育成機関です。自動車など工業技術を教えてきましたが、今年からサービス技術にも対象が広がりました。東南アジアに出店している日本外食企業が指導員を日本から現地に派遣する場合には一部費用の援助を行ってくれます。進出中、検討中の方は是非、HIDAに相談してみて下さい。
おもてなしセミナーを開催するのは、11月6日水曜、7日木曜の2日間でバンコク、11月11日月曜、12日火曜でシンガポールです。講師は、S1サーバーグランプリでお馴染みの、出和樹さんと岡崎美紀子さん。共に接客コンサルタントとして活躍されているプロ。もちろん、タイ語、英語の同時通訳も付きます。S1でお馴染みのロールプレイングも行います。現地の方がどのような反応をするのか楽しみです。もちろん、私も同行させていただきます。
9月7日に行われた「2020年東京オリンピック」誘致のプレゼンテーションで一気に有名になった「おもてなし」。まだ海外ではあまり知られていない言葉だと思います。日本料理は今、世界で知られるようになりましたが、同じ飲食店で行われる「おもてなし」接客についてはまだまだです。美味しい日本料理も、素晴らしい日本流接客があって更に美味しくなります。
シンガポールでも日本に来たことのある外食経営者は、日本人の接客は素晴らしいと言います。今年3月に行われたS1ではシンガポールで40店舗以上を展開するクリエイティブイータリーのアンソニー・ウォン社長がわざわざ観覧に来てくれました。日本語が分からない中でも、最後まで観ていただきました。それだけ日本の接客は魅力をもっているということでしょう。
アベノミクス、2020年東京オリンピックで世界の中での日本のプレゼンスが高まる中、日本外食も料理だけでなく、「おもてなし」も世界に売り込んでいきたいです。
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