「S1サーバーグランプリ」の沖縄県大会を実現させるために沖縄に行ってきました。さすがの梅雨で、羽田からの飛行機は空席が目立ちました。3日間滞在しましたが、2日間は雨でした。観光で来た訳ではないので、天気はどうでもよいのですが。

　米軍キャンプ・ハンセンのある中部の金武町（キン・タウン）の社交飲食業組合の組合長、山川宗仁さんとお会いしました。キャンプ前でバー3店舗を運営していたが、今は3店ともに休業中だそうです。米兵による事件が多発したため、米軍が基地外での飲酒や酒の購入を禁止する命令を昨年12月に出したことが発端です。今年6月から緩和され、レストランで午後6時から10時まででビールを2杯まで飲むことができるようになりましたが、バーでの飲酒は今も認められていません。

　米兵が食事以外に小遣いとして使える金は、新兵でも月に8万円もあるそうです。長期の演習から帰ってきた海兵隊はストレス発散のため半端ない量の酒を飲む。基地の中は、軍の警察が頻繁に偵察に来るため落ち着けず、街に出てくるそうです。山川さんの所は、老舗で繁盛店。他には、日本人向けのカフェも経営しているそうですが、3店舗休業することによる打撃は相当のものでしょう。

　様々な問題を起こした結果なので、バーへの立ち入りを禁止することは当然の事。長期に渡れば、商売の鞍替えなどが必要になってくるのでしょう。ただ、人口わずか1万1千人の金武町で何ができるのか、厳しい状況が待ち受けています。頑張っていただきたいです。

　沖縄県民は酒を飲むことが好きなようで、平日でも深夜まで居酒屋は賑わっています。夜の街、松山では、朝9時にコンビニの前で前夜から飲み続けたらしい若者が4、5人で集まっていました。タフな方々です。

　「目利きの銀次」など人気店を展開する、みたのクリエイトさんも「S1サーバーグランプリ」にエントリーです。キャンプ周辺は厳しいですが、居酒屋を複数展開する企業とも数社出会いました。沖縄県大会が実現するよう粘り強く、タフな沖縄の方々と交渉していきます。最終的には47都道府県で県大会を開催することが目標なんです。