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ランダムトーク

フードリンクレポート

2012年12月16日(日)21:03 ランダムトーク

日本人もシンガポールで起業。

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取材・執筆 : 安田正明 2012年12月16日執筆

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 シンガポールの外食で働く日本人男性から聞きました。ホーカーセンターで独立したいと。今、日本料理として人気のトンコツラーメンの価格を落として、庶民に売りたいと。

 ホーカーセンターとは、庶民向けの食堂。庶民向けの集合住宅の1階によくあるフードコートのような飲食施設。1坪程度の露店が数十軒並び、食事するテーブルは共通。シンガポール人は夫婦ともに働いているので、食事は外食頼み。ホーカーセンターでは、一品だけだと3~4ドル、約200~300円。そんな国民を支えている食堂。全国に100ヶ所ほどあります。彼はこの場所で勝負しようとしています。

 政府が大家で、そこを借りるには入札を経る。空き情報がネットで流れ、希望の家賃額を応札していく。最高価格で決定されるので、競合がいなければ1ドルでも借りられる。保証金は家賃1ヶ月分。但し、働く人は、シンガポール人だけ。その日本人男性は永住権を持っているので資格があります。

 スケルトンになった場所に厨房施設を設置して営業をスタート。共通のテーブルをかたずける人件費は家賃に含まれる。1店舗で月商10万ドル、約650万円も売上げる露店もあるという。どれだけ儲かるのか想像すると驚かされます。但し、個人経営であり、100ヶ所もあるホーカーセンターの中で1個人が出せるのは2店舗が限度。

 その規制をクリアして多店舗展開するためには、フランチャイズの形式を取る事。ジーに食材を供給することでフランチャイズ契約を維持する。彼はそれを目指しています。

 ボートキーにあるラーメン店「スズキ」。代表の鈴木雄大氏は日本で「一風堂」等で働き、今年5月にシンガポールで独立しました。日本にある店が出店するだけでなく、シンガポールで一から独立しようという日本人も出てきました。彼らも応援します。

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