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ランダムトーク

フードリンクレポート

2012年12月02日(日)21:38 ランダムトーク

日本人相手に海外に出てどうする。

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取材・執筆 : 安田正明 2012年12月2日執筆

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 中国があんなことになって、日本外食の東南アジアへの進出が増えています。特に、東南アジアの首都とも言えるシンガポールと、滞在日本人が多いバンコク。

 バンコクは、中国から拠点を移す日本企業が増えているそうです。2011年には在留日本人は5万人。この数が増えているようです。タイと日本との交流は江戸時代に遡り、タイの日本人会は1913年に設立され、世界でも最も長い歴史のある日本人会だそうです。

 バンコクでは、古くからの日本料理店が多数あります。今、それらの代替わりが始まっているように見受けます。ここに来ての世界的な日本料理ブームで、今の日本外食を受け入れようという素地も整っています。最近、赴任した若い日本人には、昔の日本外食は確かにウケないでしょう。時代が変わり過ぎてますから。

 日本外食のバンコクへの出店ブームが続いています。競争の激しいシンガポールより多いように感じます。但し、バンコクに出店する意義が弱い。シンガポールは東南アジアを制するために拠点として出店しようという方が大半ですが、バンコクはそうではない。

 バンコクには若い日本の居酒屋経営者達が群がっています。日本人相手なので言葉の心配がない。現地にも進出をサポートしてくれる日本人も多い。タイにいるのに毎日、日本語で済んでしまう。あたかも、日本国内に出店したかのようです。但し、為替の関係で、利益を日本円に換算すると残念なくらい低くなってしまいますが。

 ちゃんとやればローカルの方も自然に来ると言います。タイは特に親日ですし。そして、日本人が入っているから本物の日本料理だと、ローカルの方は判断する傾向にあるのは間違いありません。しかし、日本人ばかりだとローカルの方は入りにづらい。

 バンコクまで行って日本人だけを相手にすることは、是非、避けてもらいたい。投資も低いが、日本円に換算すると利益も低い。たまに行って楽しいからではなく、何の為にバンコクに出店するのか、その意義を考えていただきたいです。 

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