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取材・執筆 : 酒井慎平 2012年11月14日執筆
フランス生まれ、世界60か国以上で愛用されているル・クルーゼ。日本においても、鋳物ホーロー鍋でトップブランドとして絶大な信頼を獲得し、その鮮やかな色彩と多様なラインアップから飲食店の利用も多い。90年近くもの伝統に培われた品質と、60か国以上のシェフに選ばれた機能性は、ジャンルを問わず広く愛される。今回は、ル・クルーゼの人気に迫る。
「俺のフレンチTableTaku」のル・クルーゼを使用したメニュー。
日本だけなく、世界中で愛されているフランス生まれの鋳物ホーロー鍋「ル・クルーゼ」は、その色彩豊かなデザインで贈り物としても人気を集める。最近では、食に限らずインテリアとしても広く親しまれており、様々な場面でル・クルーゼの名前が登場するようになった。
しかし、もう一方で、デザインに限らず機能性で一流料理人から絶大な支持を受けている。90年近くもの歴史を持つフランス伝統の品質を誇る「ル・クルーゼ」は、ブランド力だけでなく機能面でも愛される。
都内に3店舗を展開しているオリエンタルビストロ「アガリコ」では、「タップリ2日分の野菜が入った壷焼きマッサマン・カレー」にル・クルーゼの食器を使用している。同メニューは、タイカレーとして有名なマッサマン・カレーを日本人にも美味しく味わえるようにアレンジした一品。2011年のCNNインターナショナルの「世界の料理の美食ランキング50」でマッサマンが1位に輝くなど、近年注目を集めているメニューだ。
アガリコで提供している、「タップリ2日分の野菜が入った壷焼きマッサマン・カレー」。
メニュー名にもあるように、オーブンで加熱したル・クルーゼの皿の上に、カレーライスを盛ってライスのお焦げを楽しむことができる一品。豊富な種類の野菜を乗せ、温泉卵を溶いてお焦と共に食べると病みつきになる。ル・クルーゼの優れた保温性が、カレーを冷ますことなく、いつまでも暖かく食べられるのもありがたい。
東京・神田の人気ワインバル「Vinosity(ヴィノシティ)」では、ブイヤベースにル・クルーゼを使用している。白身魚や海老、浅利などの魚介類を、ル・クルーゼの鋳物ホーロー鍋でソテーしてトマトベースで味付けされたメニュー。蓋を閉じてお客様に提供。蓋を開けた時に立ち上がる湯気と香りがたまらない。
ワインバル「Vinosity」で提供しているル・クルーゼを使用したブイヤベース。
また、ヴィノシティの系列店「Vinosity magis」では、ル・クルーゼを使用した「地鶏とキノコのイカスミパエリア」を提供している。ル・クルーゼを使用したパエリアは、調理も手軽なうえ、熱々な状態を保ったままお客様は食べ切ることができる。また、いわい鶏を使用した同メニューは、女性客からの人気が高い。
東京・銀座にある「俺のフレンチTableTaku」は、和風を取り入れた本格フレンチを激安価格で楽しめる話題の店舗だ。そこでは、ル・クルーゼを使用した料理を3品提供している。「海の幸のパートフィロ包み」「花畑カチョカバロチーズ」は、それぞれ保温性、熱伝導性が高いル・クルーゼの利点を生かした料理を提供している。
「海の幸のパートフィロ包み」。
「海の幸のパートフィロ包み」は、トウモロコシ粉と小麦粉で作られたギリシャ発祥のパートフィロという薄い生地で、ホタテ、海老、蟹などの海鮮食材を包み込み、オーブンで焼いた料理。ル・クルーゼの高い熱伝導率で、ムラのない熱まわりで焦げ目もなく均等に優しく焼き上げることができる。ふっくらとした海鮮類を堪能することができるのは、ル・クルーゼの性能があってこそだ。
「花畑カチョカバロチーズ」。
「二種のポテトフライ トリュフバター」。
「花畑カチョカバロチーズ」は、ル・クルーゼに入れたカチョカバロチーズとオリーブオイルを、器ごと炭火で熱し、とろとろに溶けたチーズを海苔で巻いて食べる料理。トッピングに砂糖醤油、黒山椒、塩をお好みで付けて食べることができる。優しいチーズの味わいが、和風の海苔とトッピングで風味に豊かさを加えている。カチョカバロチーズは、冷めると固形に戻ってしまうので、保温性の高いル・クルーゼは欠かせないアイテムとなっている。
外食業界の第一線でも活躍しているル・クルーゼは、常に食に愉しさと喜びを提案してきた。それは、料理を食べる側だけでなく、料理人にとっても作る喜びを感じさせるものだ。耐久性の優れたル・クルーゼは、世代を超えて愛用されるにふさわしい性能とデザインを持ち合わせている。
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