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取材・執筆 : 安田正明 2012年8月5日執筆
恵比寿駅西口に7月オープンした「俺のフレンチ」3号店。先週木曜19時、店内は満席でウェイティング約20名。隣の店前まで行列していました。聞くと、16時オープンなのに13時から椅子持参で待つお客様までいると。真夏なので体調を案じて近くのカフェで待つようにお願いしたとか。
私たちも30分並んで入りましたが、結局、閉店の23時まで3時間以上立飲みしました。慣れるのと、酔いで立ち続けることが苦にならなくなるようです。行列もオーダーストップの22時30分まで途切れませんでした。
スタンディングでミシュラン星付シェフの本物のフランス料理を格安で食べさせるというユニークなコンセプト。先日、上海でローカルの外食経営者に東京の流行店だと話しましたが、全く理解できないようでした。
「俺のフレンチ」の話題はテレビ取材を通じて全国に広がりました。しかも夏休み。全国から観光客が押し寄せているようです。同時に、「俺のフレンチ」をベンチマークする店が各地に出来ています。店名まで真似たような店舗もあります。ブームが広がってゆく過程が手に取るように分かります。
恵比寿駅西口は最近、人が少なく、東口に負けて寂しくなっているのが現状。周辺には、木曜19時でノーゲストや数人しか入っていない店舗が多数ありました。同店へのやっかみも多いようですが、反面、西口の活性化に繋がると好意的な声もあるようです。
1つの繁盛店が街を変える。恵比寿東口も、「俺のハンバーグ山本」「ブラッカウズ」「恵比寿横丁」、そして今年の「ダ・ミケーレ」と次々に繁盛店が出店して、西口から人の流れを変えました。「俺のフレンチ」に続くのは誰でしょう。
「俺のフレンチ」恵比寿店、オーダーストップまで行列。
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