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2018年10月09日(火)08:44 IR情報

きちり、「イータリー」事業から撤退。グローサラントのはしりだったが。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年10月9日執筆

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 株式会社きちり(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:平川 昌紀)が、イタリア食材マーケットを展開するイータリー・アジア・パシフィック株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:西条 真義)株式の売却を決議し、それによる特別損失1億21百万円を計上すると発表した。

 2015年6月にきちりと、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永 竜夫)とイタリアトリノに本社を置くEATALY Distribuzione S.R.L. (本社:イタリア共和国トリノ市、社長:Andrea Guerra)の3社でイータリー・アジア・パシフィックを立ち上げた。日本国内の EATALY 事業の展開を進め、2017年8月には、東京駅最大のエキナカ商業施設「グランスタ」に『EATALY』を出店するなど、新たな食のスタイルを提案してきたが、きちりは保有するイータリー・アジア・パシフィックの発行済株式総数の34.0%の株式を親会社である三井物産に売却することを決めた。

 イータリーEatalyは、イタリアの食材販売コーナーとレストランを併設した総合フードマーケット。日本でスーパーマーケットが続々導入している「グローサラント」のはしり。2008年に代官山店をオープンし話題となったが、2014年には閉店。その後、きちりらが新会社を設立して再出発を図ってきた、

eatally.jpg
ミラノのイータリー。

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