全国の個人飲食店オーナーが運営する「全日本飲食店協会」が、5月9日を『コックさんの子ども食堂の日』とし、5月9日（水）全国8都市で『コックさんの子ども食堂』を全国同時開催する。この度の5月9日の全国同時開催は『コックさんの子ども食堂』としては初の試みであり、また、大手コーヒーチェーンのスターバックスコーヒー各店も協力する。

　2017年4月より始まった同活動は、共働きやひとり親の家庭などで1人で食事をとっている子ども達のために個人飲食店オーナー達が企画した試みで、飲食店の店舗を利用し本物のコックさんの自慢の料理を外食産業の現場の空気を体感しながら無料で楽しむことができるのが特徴。すでに兵庫、福岡、香川、大阪、愛知、千葉、新潟の7県8都市にて計14回開催しており、付き添いの大人を含む合計500人以上の参加があった。

○本物のコックが子ども達のために無償で作るひと皿

～会話弾む食卓の楽しさと食育～

子ども食堂を運営するのは、洋食、中華料理、居酒屋など様々な業態で飲食店を経営する現役のコック達。普段お店で提供する料理の中から子ども達が喜ぶメニューをアレンジして提供する。子どもや付き添いの大人たちとの賑やかな食事体験や生産者とのふれあい、「いただきます」「ごちそうさま」を全員で言うなど、食事を通した教育の場を目指す。

○地域ぐるみの社会貢献活動へ

～各地のスターバックスコーヒーが活動に協力～

同協会理事長(関 良祐)による近隣店舗への協力の呼びかけによって、スターバックスコーヒーの店長達からも賛同が集まり、全国同時開催への協力を得ることとなった。スターバックスコーヒーの各店による社会貢献活動の一環として、コーヒーに関するミニ講座やバリスタ体験など、様々な企画が子ども達に提供される。

○外食産業を「憧れのお仕事」に！

～求人問題への変化を期待～

同協会は、「子ども達が"早く大人になりたい"と思える社会の実現」をビジョンに飲食業界へのイメージを向上させるために作られた。活動の一環として各地の子供食堂への食材や金銭の協力を考えたが、間接的ではなく直接子ども達に触れ合う機会を作る方が外食産業への親しみが湧くのは当然のこと。そこで自らの店舗を「コックさんの子ども食堂」として数時間の貸切営業を行うことになった。皆で食べる食事の楽しさを知るとともに、実際にコックさんの働く姿に触れ、「大きくなったらコックさんになりたい」と言ってくれる子ども達が増えてくれることを期待している。

「コックさんの子ども食堂の日」概要

■開催日時：2018年5月9日（水）　※開催時刻は各店舗によって異なります。

■開催店舗：

　＜関東地方＞千葉県富里市「an'z bar（アンズバー）」　18:00～19:15／19:30～20:45（2部制・いずれも定員18名）

　＜中部地方＞新潟県長岡市「CASUAL DINING EU Cafe（イーユーカフェ）」　19:00～21:00（定員28名）

　　　　　　　愛知県名古屋市「ラ・パティスリープレジール」　19:00～20:30（定員16名）

　＜近畿地方＞兵庫県姫路市「洋食グリル天平」　18:00～20:00（定員18名）

　　　　　　　大阪府大阪市「ビストロエピス」　17:00～19:00（定員12名）

　　　　　　　兵庫県西宮市「甲子園テッパンメシ」　18:00～19:00／19:00～20:00（2部制・いずれも定員16名）

　＜四国・九州地方＞福岡県糟屋郡「レストラン＆バー　ハナチャイナ長者町店」　17:00～18:30／19:00～20:30（2部制・いずれも定員25名）

　　　　　　　　　  香川県高松市「大衆鉄板焼宗家せんぬき屋」 18:00～19:30（定員25名）

※上記店舗以外にも開催店舗を複数調整中。

■概要：　・飲食店での子ども食堂の開催

　　　　・地元スターバックスコーヒーによるバリスタ体験など(一部店舗)

　　　　・現役のコックによる料理の振る舞い

　　　　・全員で「いただきます」など挨拶と片付けのお手伝い

　　　　・食後にアンケートを回収、将来の夢などを聞く

■費用：　参加は中学生まで無料、高校生以上は300円

■参加条件：　各店舗予約制、未就学児だけでの参加不可、小学生・中学生だけでの参加は保護者の同意書持参

■運営：　全日本飲食店協会