米スターバックスは、日本で焙煎所を併設した超大型の繁盛店舗を設置する方針を明らかにした。また新たに紅茶専門店も2年以内に開設する。同社ナンバー2でアジア部門を統括するチャイナ・アンド・アジア・パシフィックプレジデントのジョン・カルバー氏は、超大型店について「米国以外に作る第1号店にしたい」と日本への設置意向を示したうえで、「規模も米国同様なものにしたい」とし、場所の検討を進める方針を示した。ただ、時期については不動産の選定に時間がかかる見通しで未定としている。また、紅茶専門店は「ティバーナ」というブランドで、米国で2013年から展開。日本でも同ブランド単独の専門店を設置するほか、既存のスタバ店舗内で「ティバーナ」商品の提供を行う。同社は日本法人のスターバックスコーヒージャパンを3月に完全子会社にするが、カルバー氏は「経営陣は変えず、ビジネスも日本の経営陣が仕切っていく」と明言。商品や店舗の開発などについても「日本の人材が成功を作ってきた」と評価し、今後も日本法人の自由な裁量を尊重する方針を示した。