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お店を知る

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2016年3月15日(火)18:58

オーストラリア・メルボルンの人気店が逆輸入で大阪に登場!「肉PUB Washhoi(ワッショイ)」(大阪・福島/串焼き肉パブ)

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取材・執筆 : 西尾明彦 2016年3月15日

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 和牛を串焼きで提供する肉パブ「Wasshoi(ワッショイ)」が良い肉の日の1月29日に大阪・福島にオープンした。同店は、福島の肉バル「Grill BarBie(グリルバービー)」、オーストラリア・メルボルンの「Kushi-yaki Wasshoi(串焼きワッショイ)」の姉妹店。

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定番の「ギネス」と「キルケニー」(1パイント980円/1/2パイント580円)の提供温度は12度と、正統アイリッシュパブ仕様。

 「昨年2月にオープンした『グリルバービー』が安定してきたタイミングで、急にこの物件が空いたので、出店を決めました」と、日本2店舗と豪州パートナー店舗が1つ、計 3 店舗を展開する Gavu international(ガブ・インターナショナル)代表取締役の玉木巧一氏。

 場所は、福島エリアでも特に人通りが多く、飲食店も人気店が軒を並べる聖天通、通称うらない商店街。

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オリジナルのパブミラーなど本場のアイリッシュパブの雰囲気に、和のエッセンスをプラスした。店舗コンサルティング業務も手がけているため、改装費は市価の半額ほど。

 「肉バル以上、レストラン未満の『グリルバービー』に対して、『ワッショイ』は、ビールと一緒に、良い肉を気軽にちょっとずつ食べていただける肉パブです」。

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串焼きは、和牛などの肉串が280円から、野菜串は120円から。串焼きだけでなく、炙り寿司など〆までメニューは豊富。今後は地域食材など、ラインナップを追加していく。カンガルーやダチョウ肉もスポットで登場予定。

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火加減、焼き具合には細心の注意を払う。途中、休ませることで、理想的な水分量、焼き上がりに仕上げる。

 パブといえばビール。ビアタワー「ブリジット5V 」を導入した。樽生ビールの定番であるギネスビール、キルケニー、一番絞りなどに加え、月替わりのクラフトビールが登場する。3月は独歩ビール(岡山)の樽生「マスカットピルスナー」(830円)。

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4種類のビールをテイスティング感覚で楽しめる「飲み比べセット」(1280円)。

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付き出しは、おかわり自由のナムルが3種類。串焼きには、ジャポネソースやエスニックソース、ニンニクハニーソースなど、こだわりの自家製の各種ソースをお好みでつけて食べる。

 客層は30〜40代を中心に、食にこだわりある人が多いという。客単価は3000円。串焼きの芳ばしい煙に誘われて、ふらっと外国人客も見える。

 「和牛は外国人の方も食べたいブランド食材ですが、ステーキで食べると高い。串焼きなら、手頃な値段でちょこっとだけでも食べられるので、都合が良いんです」。

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肉の断面が見えるよう、串は2本刺し。食材ごとに焼き加減を工夫して、旨味を引き出す火入れが絶妙。

 近くにゲストハウスがあり、外国人客も訪れるが、英語対応は万全。海外経験の長い玉木氏に、ワーキングホリデー中のバリスタでもあるオーストラリア人スタッフがいる。

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メルボルン最古のマーケット、プラーラン・マーケット内にある「Kushi-yaki Wasshoi(串焼きワッショイ)」。

 「オーストラリアで『ワッショイ』が成功したのは、アジア人向けでなく、現地の人が行きたくなる店にしたから。今後オーストラリアで『ワッショイ』を展開していきます。当面の目標は5店舗。既に幾つかオファーもあり、次もメルボルン市内で出店予定です」。

 メルボルンの日本人トップシェフ荒金育英氏とは友人関係で、現地のレストラン業界に幅広い人脈を持ち、現地での就職支援や斡旋も行っている玉木氏。和食の職人も需要があるという。「オーストラリアでの出店計画もあり、スタッフを募集中です。現地勤務を希望している人も応援します」。

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Gavu international(ガブ・インターナショナル)代表取締役の玉木巧一氏(右から2人目)。2月に行われた白菊酒造から蔵元を迎えての「大典白菊ナイト」より。

 外食業界の海外進出といえば、アメリカやヨーロッパ、そしてアジアが主流。そんな中で、オーストラリアでヒットさせた業態を逆輸入形式でオープンさせた「ワッショイ」。海外での展開ともども注目を集めそうだ。

■Gavu international(ガブ・インターナショナル)
住所:大阪府大阪市福島区福島5-6-1 3F
TEL.06-6452-0561

■肉PUB「Wasshoi(ワッショイ)」
住所:大阪府大阪市福島区福島7-5-20
TEL.06-6131-8548

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