ダイヤモンドダイニンググループの子会社ゴールデンマジック社長、山本勇太さんの結婚披露宴が1月25日に開かれました。九州料理居酒屋「熱中屋」、串焼き全品63円居酒屋「○金」など首都圏で51店舗を展開しています。売上高は約40億円。山本社長はまだ35歳。

『ダイヤモンドDグループの「熱中屋」、熱狂繁盛中。赤羽に31店舗目』（フードリンクニュース2013年9月25日掲載）

　2004年にダイヤモンドダイニングに入社し、松村厚久社長に大抜擢されて、30歳の2009年に子会社の社長を命ぜられました。資本金１億円を託されたのが、入社わずか４年。居抜き店舗専門で5年間で100店舗、100億円の目標を託されました。そして、4年間で50店舗を超えるまでに成長させました。

『31歳に1億円を託した。ダイヤモンドダイニングのゴールデンボーイ』（フードリンクニュース2009年6月17日掲載）

　松村社長の秘蔵っ子、山本さんの結婚式にエンターテイメント企業を謳うダイヤモンドダイニングが盛り上がらない訳はありません。渋谷のセルリアンタワー東急ホテルでの200名の大披露宴となりました。松村社長の最近の得意芸、光GENJIばりのローラースケートで会場内を回ったり、山本さん夫妻が大好きなチャゲ＆アスカの変装で登場するなど破天荒でとても楽しいパーティーでした。山本さんの故郷である長崎県五島市の野口市太郎市長も招待されており、驚かれた方は多かったのでは。

　松村社長が兄貴と仰ぐ、牛角創業者の西山知義さんも出席されていました。現在はダイニングイノベーションという外食企業を創業し、東京で最近目にする焼鳥居酒屋「すみれ」などを展開しています。「すみれ」は、街中で300店舗まで展開する自信があると話してくれました。350店舗を展開する「鳥貴族」とはコンセプト異なりますが、さらに「大吉」と共に今年は焼鳥チェーンが注目されそうです。

『2014年の台風の目は、西山氏率いる「やきとり家 すみれ」。急成長の実態は！？』（フードリンクニュース2014年1月10日掲載）

　松村社長は外食ベンチャーのリーダーとして、この10年間、様々な若手経営者を育ててきました。株式上場まで持って行ったノウハウを惜しげもなく後輩達に与えてきました。東証一部にまで上がったAPカンパニーの米山久社長もその一人です。「時価総額で超えられた」と松村社長は冗談めかして言います。後輩思いなので若手経営者から慕われています。

　「100店舗100業態」が松村社長の初期の目標でした。そして達成させました。同じように、社員であり後輩の山本さんに達成させることが、松村社長の次の夢だと思います。好調の「熱中屋」のFC展開も始まり100店舗達成は近いでしょう。ダイヤモンドダイニング本体も景気回復とともにかつての勢いに戻ることを期待します。