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フードリンクレポート

2013年7月21日(日)19:11 ランダムトーク

シンガポール街コン、もう少し。

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取材・執筆 : 安田正明 2013年7月21日執筆

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 シンガポールで2度目の街コンを7月15日に主催しました。第1回目は、今年の2月25日。シンガポールリバー沿いの日本料理店9店舗を食べ飲み歩きながらパートナーを探すという内容でした。今回の第2回目は、シンガポールの銀座通り、欧州の高級ブティックが並ぶオーチャード通りの日本料理店9店舗が対象です。

 街コンのシンガポールでの主旨は、シンガポール人に日本料理店をカジュアルに利用してもらうこと。日本料理店の経営者は日本人、ローカル問いません。但し、客単価は50ドル(4000円)前後。急増している中間所得層の方々が肩肘張らずに楽しめる範囲です。高級店が並ぶオーチャード通りは、日本料理店も1万ドル(8000円)を超える店が多く、街コン参加店を募るにも苦労しました。

 最も積極的に参加していただいたのが「炭家」。経営すののは、シンガポール、ロシア、マレーシア、ベトナムで日本料理店を60店舗展開する、ローカル資本のRE&S。「厨(くりや)」という高級店をリニューアルし、昭和レトロのイメージで居酒屋に業態転換したのが「炭家」です。中間所得層が増え、金持ちを相手にする高級店も転換を迫られているようです。

 今回の街コンで残念だったのが集客。男女500名の参加者を目指しましたが、わずか150名。第1回目が260名を集めたので、天狗になっていたようです。シンガポールで最も権威のある「ストレイト・タイムズ」という新聞に広告も打ってようやく形になりました。当然、赤字になってしまいました。

 出生率が日本より低いシンガポールでは、政府が主導してデート会社を作っています。いわゆる、お見合いの企画会社です。独身の男女同士の食事会やゴルフ会などを頻繁に開いています。結婚が前提ということもあり、参加することを隠したい方が大半。デート会のメディア記事を見ると、参加者は顔を隠す仮面を付けています。日本の街コンで参加者が楽しそうに撮影に応じるオープンさとは全く異なります。

 文化の違いの中で、街コンはそう簡単には参加者が集まらないでしょう、というのがローカルの方々の見解。しかし、今回参加いただいたシンガポール人女性にビールを飲みながら聞くと、お見合いという形式ではなくて、フランクに食事をしながら会える機会は楽しいと話してくれました。

 私の思いは、デートを契機に日本料理店をシンガポール人に身近に感じて欲しいこと。さらに、街コンを契機にシンガポールでのネットワークが広がってきました。もう少し頑張ってみようなか、と思っています。

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