毎日が月曜会
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取材・執筆 : 匿名 2012年12月14日執筆
●新幹線に乗る際、昼どきは弁当(駅弁)を買いますが、毎回必ずと言っていいほど、崎陽軒の「シウマイ弁当」を買ってしまいます。駅には、よりどりみどり多数のお弁当が並んでいますが、何故か、シウマイ弁当を買ってしまいます。ものすごくシウマイ好きではありませんが、シウマイ弁当が食べたくなるのです。それも、崎陽軒のシウマイ。昔、祖母の家が横浜にあり、家族で祖母の家に行くと必ず、崎陽軒のシウマイが食卓に並んでいました。幼い自分には、シウマイの味=崎陽軒のシウマイとインプットされました。また、祖母の家から帰る時も、母親は駅で崎陽軒のシウマイを買って帰るのが日課でした。母親も横浜生まれ、横浜育ちでしたので、崎陽軒のシウマイが大好きでした。そんな母親は52歳の若さで亡くなりましたが、お墓参りには6個入りのシウマイをお供えします。昭和29年に誕生した「シウマイ弁当」。親から子、子から孫へと受け継がれていく弁当です。そう言えば、シウマイに入っている醤油入れ、昔は陶器で瓢箪の形をしていましたが、今はプラスティック製になってしまったのが、時代の流れですね。そんな崎陽軒のシウマイ弁当には、数々のこだわりがあるので、今でも人気の弁当なのでしょう。弁当の容器には、経木の折が使われていますが、これはご飯からでる水分を吸収してくれます。また、ご飯は冷めて食べても美味しいように改良されています。昔から変わらない俵型とカリカリ小梅にも、こだわりを感じます。主役のシウマイは勿論、脇役も豪華キャストです。鮪の照り焼き、筍煮、かまぼこなど。私が好きなのは、回りのおかずとは別に仕切られている、切り昆布と生姜。ご飯の相性とも良いです。崎陽軒の弁当は、16種ありますが、圧倒的にシウマイ弁当が支持されています。常に時代に合わせ、柔軟性を持たなければならない時代ですが、崎陽軒のシウマイ弁当のように、スタイルを貫き通すのも必要かもしれませんね。シウマイ弁当を食べる度に、亡き母親の笑顔を思い出します。(30代男性)


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