ワイズテーブル、商業施設向けカジュアルイタリアンを開発中 高級「XEX」はインバウンド一服

レストラン「XEX」、イタリアン「サルバトーレクオモ」などを展開する株式会社ワイズテーブルコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:金山 精三郎) が、不特定多数客向けカジュアルイタリアン業態のモデル構築を進めている。

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2024年6⽉に東京ドームフードホールに「アデストラサルバトーレ」、25年5⽉に福岡空港国内線旅客ターミナルに「サルバトーレクオモカフェ」を出店している。共に客単価は、ランチ約1,700円、ディナー約1,900円。⽐較的客単価が低く、⾼回転が必要な⽴地での成功モデルを模索している。

高価格帯の「XEX」は、インバウンドの追い⾵を受けていたが、6⽉以降はインバウンド需要の落ち着きや猛暑の影響で、低⽔準だった前期をやや上回る程度と停滞ぎみ。ディナーよりランチの売上⾼構成⽐が⼤きく上昇し、また原価率の低いバー業態の売上が落ち込んでおり、業態の収益率が低下してきたという。

新たなマーケットとして、カジュアルイタリアン業態を郊外ショッピングモールや、都⼼・地⽅都市部のビジネスホテルへ展開する計画だ。

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2026年2⽉期 第2四半期(中間期)決算説明資料より
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120251022577037.pdf

取材・執筆 : 安田正明 2025年10月23日

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