WDI、26年度決算で最終利益8割減の予想 海外が下回り、減損でスリム化中

株式会社WDI(本社:東京都港区、代表取締役:清水 謙)が、2026年3月期通期の業績予想を下方修正した。

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売上高予想を325億円から338億50百万円(前期 319億52百万円)、営業利益予想を10億円から8億円(前期7億49百万円)、経常利益予想を9億円から8億50百万円(前期7億円)、最終利益予想を5億円から2億円(前期9億30百万円)に下方修正した。売上は前期比105.9%と好調だが、最終利益が前期比21.5%と大幅に下がる。

売上高は、国内店舗における業績が想定を上回ったが、営業利益及び経常利益は、国内事業は売上高の増加に伴い堅調に推移したものの、海外事業の業績が想定を下回っている。最終利益では、不採算店の減損損失6億73百万円を計上するために大幅減となる。

既存店では、国内・海外ともに7月から前年をクリアしており、海外も回復の兆しが見られる。海外の店舗数は年初の17店舗から9月には15店舗に減らした。


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取材・執筆 : 安田正明 2025年10月23日

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