トリドール、ゴーストレストランに出資。外食のボーダレス化を青田買い。

 丸亀製麺などを展開する株式会社トリドールホールディングス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:粟田 貴也)が、実店舗を持たないデリバリー専門のゴーストレストラン「Ghost Kitchens」を運営する株式会社ゴーストレストラン研究所(本社:東京都目黒区、代表取締役:吉見 悠紀)に出資した。

 Ghost Kitchensは、19年1月に設立。資本金は、1,152万円。1つのキッチンで、サラダやスープ、麻婆豆腐など7業態を運営し、ウーバーイーツや出前館などデリバリーサービスを利用して顧客に配達する。

 日本におけるフードデリバリーの市場規模は、2016 年に+5.8%、2017 年に+2.3%と、現在 4,200億円まで急成長しているという。さらに、新型コロナウイルスの影響で外食と中食・内食のボーダレス化が進み、デリバリーへの関心が高まっていることにチャンスを感じてトリドールは投資したようだ。

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取材・執筆 : 加藤一 2020年5月27日

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