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外食向けの売り上げ減少と原材料コストの急騰で過去最多を記録した2022年(年間13件)の3分の1の水準となり、17年(同4件)と並び、過去10年で最少ペースで推移している。小規模な製麺所の廃業など、実際はより多くの製麺所が市場から退出したとみられるが、製麺所の経営環境は改善傾向にある。
製麺所における24年度の業績動向をみると、前年度から売り上げを増やした「増収」企業の割合は38.9%だった。過去20年で最も高かった23年度(46.3%)に比べると見劣りするものの、4割に迫る水準を維持した。利益面でも、利益を増やした「増益」が44.2%を占め、過去20年で2番目に高く、利益を確保できなかった「赤字」(19.3%)は最少となるなど、業況の大幅な改善がみられた。
製麺所では、輸入小麦の価格高騰をはじめとした原材料価格の高騰に加え、「糖質カット」に代表される健康志向の高まりなどを背景に、積極的な業容拡大が難しい状況が続いていた。しかし、近時はコメ高騰を背景に割安なメニューとしてラーメンやうどんなどの麺メニューを増やす飲食店が増加したことで、安定的な受注を確保するケースが多くみられる。麺メニューの種類が増え、各店のスープに合う独自の麺開発といった特注品の引き合いも増加したことで、新たな販路開拓や価格競争に巻き込まれない商品力を強化できた製麺所も多かった。


