かんなん丸、25年度決算も赤字 しかし、26年度は10年ぶりに黒字の目途

埼玉県を拠点に「庄や」FCなどを展開する株式会社かんなん丸(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:野々村 孝志)が、2025年6月期決算を発表。

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かんなん丸、「庄や」から転換で自社「じんべえ太郎」11店舗に。このままでは9期連続赤字。

株式会社かんなん丸 「ポートフォリオの充実を図り多ブランド化を加速」


売上高18億71百万円(前期比13.5%増)、営業赤字1億39百万円(前期も営業赤字1億80百万円)、経常赤字1億36百万円(前期も赤字1億72百万円)、不採算店を減損計上し最終で赤字は2億18百万円(前期も2億6百万円)となった。

事業年度末の店舗数は、大衆割烹「庄や」10店舗、「日本海庄や」2店舗、カラオケルーム「kobanちゃん」1店舗、大衆すし酒場「じんべえ太郎」13店舗、Italian Kitchen「VANSAN」4店舗、女性専用AIパーソナルジム「FURDI(ファディー)」フランチャイジー2店舗の合計32店舗。

異質に見える「FURDI(ファディー)」だが、大箱物件の業態転換として取り組む。また、VANSANの主顧客層である『女性』とのシナジーが見込める。

料理飲食事業で売上高18億29百万円(11.9%増)、セグメント利益61百万円(203.6%増)。ジムなどその他事業で売上高42百万円(196.3%増)、セグメント赤字16百万円。

 黒字化の目途が立ってきており、次期26年度で売上高20億50百万円(9.5%増)、営業利益8百万円、経常利益9百万円、最終利益5百万円と予想する。17年度から最終赤字が続いてきたが、10年目でようやく黒字に抜け出せそうだ。

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オリジナルブランド「じんべえ太郎」

取材・執筆 : 安田正明 2025年8月14日

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