【24年7月街角景気】現状 、猛暑でダウン。先行き、賃上げ期待でアップ。

 街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2024年7月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、44.5ポイントで、6月から 2.0ポイント低下した。

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   2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、51.3ポイントで、こちらは6月から4.0ポイント上昇した。横ばいを示す50ポイントを超え、景気は改善の兆し。現状は猛暑で客足に不安があるが、先行きは賃上げへの期待が出てきた。

■街の声
「観光シーズンに入り、来客数及び販売量のピークを迎えている。秋の紅葉シーズンまでは好調な状況が続くとみられるため、今後の景気について、大きな変動はないとみられる。」(北海道・高級レストラン)
「例年にない猛暑のためにランチの客足が極端に減少している。その分、深夜まで客の回遊が及ぶことがある。」(南関東・一般レストラン)
「新型コロナウイルス感染拡大第11波の影響で、多少なりとも影響が出始めている。」(甲信越・一般レストラン)
「暑さが和らげば人の動きが出てくるほか、働く人の時給が増えることで、外食の機会も増える。」(近畿・一般レストラン)
「暑いことや人々に金銭的に余裕がないことなどから、人出の多い日と少ない日がはっきりしている。」(中国・一般レストラン)
「物価高騰の影響で仕入れが高くなっており、利益が下がっていく。加えて、酷暑により来客数の減少が心配される。」(九州・一般レストラン)

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取材・執筆 : 安田正明 2024年8月9日

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